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2022年も最後の日になりました。先日お客様との会話中に「来年は令和5年ですね。もう5年ですよ。ちょっと前に令和になった感覚なのに」と言われて少し驚きました。 令和◯年を数字としてしか意識していなかったので、令和になって ... ]]>

2022年も最後の日になりました。先日お客様との会話中に「来年は令和5年ですね。もう5年ですよ。ちょっと前に令和になった感覚なのに」と言われて少し驚きました。

令和◯年を数字としてしか意識していなかったので、令和になって「4年の時間」が過ぎようとしていると考えると本当に月日が経つのは早いですね。

このページの最後に、当社での「2022年のお葬式」を簡単に振り返ってみましたので、よろしければご覧ください。

2022年の出来事

1月

  • 新型コロナのオミクロン株が猛威
  • 箱根駅伝 青山学院大が優勝
  • 大学入学共通テスト問題流出

2月

  • ロシアがウクライナ侵攻
  • 冬季北京オリンピック開幕
  • 訃報:石原慎太郎氏(元東京都知事)

3月

  • 愛子様が成年皇族として初会見
  • お台場ヴィーナスフォート閉館
  • 新型コロナまん延防止が全面解除

4月

  • 成人年齢18歳、改正民法施行
  • 東証新区分「プライム」などスタート
  • 訃報:藤子不二雄(A)氏(漫画家)

5月

  • 米バイデン大統領初来日
  • 沖縄本土復帰50年
  • 山口県阿武町4630万円誤給付

6月

  • 英エリザベス女王即位70年
  • ボクシング井上尚弥氏、3団体統一王者
  • 堀江謙一氏、単独無寄港太平洋横断に成功

7月

  • 訃報:安倍晋三氏(元総理)
  • KDDI全国で通信障害
  • フィギュアスケート羽生結弦選手プロ転向表明

8月

  • 訃報:三宅一生氏(服飾デザイナー)
  • 夏の甲子園で仙台育英高優勝、東北勢初
  • プロ野球大谷翔平氏、ベーブ・ブルース以来の2桁勝利2桁本塁打

9月

  • 通園バスに取り残され3歳女児死亡
  • 日中国交正常化50年
  • 訃報:エリザベス女王(英国)

10月

  • 訃報:アントニオ猪木氏(元プロレスラー)
  • 円安・物価高騰
  • プロ野球ヤクルト村上選手56号本塁打

11月

  • サッカーW杯開幕
  • 422年ぶりの皆既月食+惑星食
  • ぎふ信長まつりに木村拓哉さん登場

12月

  • サッカー日本代表2大会連続16強
  • 東京湾アクアライン開通25周年
  • 三冠王「村神様」が流行語大賞

今年の漢字「戦」

今年の漢字一文字、2022年は「戦」でした。

ロシアのウクライナ侵攻(戦争)、円安・物価高による生活面での戦い、サッカーW杯などスポーツでの熱戦・挑戦などが注目された1年でした。「戦」が選ばれたのは、2001年アメリカ同時多発テロ事件以来2回目のようです。

2022年のお葬式を振り返ってみて

2022年、当社では「ご家族+親族で1日葬(告別式のみ)」のお葬式が主流でした。他の葬儀社さんでも1日葬が多かった様に思います。

2020年、2021年は新型コロナウイルス感染対策にご家族(喪主)様も当社スタッフも神経を使っていました。お互いに「感染しない・させない」を強く意識してたと思います。

その当時は感染対策として、あえてお葬式を行わずに直葬(火葬のみ)を選択される方が多くいらっしゃいましたし、お葬式もかなり参列者を限定して行っていました。場合によっては、身近なご親戚の参列も制限して「故人のご家族のみ」の本当に小規模の家族葬が多かったです。

それに比べ、2022年全体としてはお葬式を行う(お別れの場や時間を取る)方の数が戻ってきている感じがします。

「戻っている」と言っても、新型コロナ発生以前の様に参列者が多いお葬式ではなく、あくまで2020年や2021年に比べると、遠方のご親族様なども参加も増え、故人様と関係の深い方がほぼ全員集まっている感じです。いわゆる通常の家族葬ですが、ただ家族葬であっても最近はお通夜を省略する「1日葬」も多くなっています。

決して感染対策意識が弱まっているわけではありませんが、新型コロナ発生当時と比べるとワクチン開発・接種も進んでいますし、恐怖感が薄らいでいるのも確かだと思います。

先日もある喪主様とお話をしましたが

「未知のウイルス」だった部分が徐々に減ってきているし、「新型コロナ」って言葉が普通?慣れた?発生当時ほどの怖さはないですよね。

もちろん自分や家族の感染を想像したり、実際にお亡くなりになったニュースを見ると怖いですけど。「慣れ」って表現は合ってないかもしれませんが、人間って不思議と何にでも慣れるんですかね?

個人的に喪主様の言いたい事がすごく分かりました。

2023年のお葬式も感染対策は必要だけど

お葬式に関しては、2023年も感染対策(3密回避)が続くと思いますが、「故人のご家族+親戚」の範囲での家族葬であれば問題なく行えると考えていただいて基本的に大丈夫です。2022年現在でも数名~30名様規模の家族葬は一般的です。

新型コロナ発生当時は

  • 参列者をどの範囲までにするか?
  • できる限り少人数にするべき?
  • お葬式に参列して良いのか?

など正解がない中で色々悩まれる喪主様も多くいらっしゃいましたが、現在はそこまで深く悩まれる必要はないと思います。

故人様ときちんとお別れがしたい、お別れの場やゆっくりと時間を取ることも十分に可能です。

何かご不安な点等ありましたら、お気軽にご相談ください。

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法要ではお坊さんも一緒に食事をする? http://www.shinke-sousai.com/obosanshokuji/ Tue, 05 Jul 2022 03:18:05 +0000 http://www.shinke-sousai.com/?p=23823

法要の内容といえば「お坊さんの読経・焼香 ⇒ お墓参り(納骨) ⇒ お食事」。順序は違ったとしても、皆さんほぼ同じイメージをお持ちだと思います。そして、「法要には食事が欠かせない」と思われている方も多いかもしれません。 ... ]]>

法要の内容といえば「お坊さんの読経・焼香 ⇒ お墓参り(納骨) ⇒ お食事」。順序は違ったとしても、皆さんほぼ同じイメージをお持ちだと思います。そして、「法要には食事が欠かせない」と思われている方も多いかもしれません。

一方で、近年、新型コロナの影響で小規模のお葬式(家族葬)が増えたように、法要も少人数(家族のみ)で済ませる方も増え、仏事料理店などできちんと食事を取らない場合もあります。

まず、法要での「お食事あり?なし?」は、基本的にご家族(喪主)様が決める事です。お食事のタイミングは、お坊さんの読経終了後や納骨終了後など、法要の内容や順序で異なります。

そして、法要のお食事に関して時々あるご質問ですが

お坊さん(住職・僧侶)も一緒に食事をするんですか?

そもそも特に気にしていない(考えてもいなかった)方が圧倒的に多いですが、そう言われると気になるかもしれませんね。

今回は、【法要でお坊さんは一緒に食事をするのか?】についてお話したいと思います。

法要の内容は基本的に同じです

まず最初に法要について簡単に。法要と言っても、四十九日法要・一周忌・三回忌…など色々あります。ただ、どの法要であっても内容(やる事)は基本的に同じですので、このページでは全てをまとめて法要としてお考えください。

具体的な法要の内容は、以下の組み合わせによって異なります。

  • 法要の場所
  • 納骨のあり・なし
  • 食事のあり・なし
  • 納骨にお坊さんが同席する・しない
  • お墓の場所
  • 食事の場所
  • etc…

組み合わせは様々ですし、どの順序で行うか?は人によって異なります。

すべてのパターンをご説明するのは難しいため、このページでは

  1. ご自宅で法要(お坊さんの読経・焼香)
  2. 納骨またはお墓参り(お墓へ移動)
  3. お食事(仏事料理店)

の順序とします。

MEMO

納骨を四十九日法要と同日に済まされる方が多いですが、納骨時期は自由です。故人様の誕生日や記念日、好きだった季節などでも良いと思います。

基本的に、お坊さん(僧侶)は一緒に食事をしません

このページの結論を先にお伝えしますが、法要では基本的に【お坊さんは一緒に食事をしない】と考えていただいて大丈夫だと思います。お坊さん用の食事を用意しなかったとしても、決して失礼にはならないはずです。

きっと多くの方が

そもそも、お坊さんと一緒に食事をするなんて考えてもいなかった。

と同じように考えていると思いますし、お坊さん側も食事に同席するとは基本的に考えていないはずです。ごく稀に、お食事に同席される場合もありますが、特別にお寺(住職)と仲が良いご家族様の場合です。

注意

お葬式や法要には地域性があります。もしかすると、お坊さんも一緒に食事をする事が一般的な地域もあるかもしれません。詳しくはお寺(菩提寺)や檀家のお知り合い、ご近所さんなどにご相談ください。

お坊さんは忙しい?(特にお盆やお彼岸の時期)

法要は土日祝日に行うことが一般的です。そのため、檀家さんが多いお寺では同日に他の法要予約が入っている場合があり、法要終了後すぐに次の法要場所へ移動されることも多いです。また、お盆(8月)やお彼岸(3月・9月)の時期と重なると、より一層忙しくなります。

そういった事情もあり、仮にご家族様からお誘いがあったとしても、一緒に食事ができない可能性も高いです。

もし同席をご希望の場合は、事前に確認をしましょう

ご家族(喪主)様の中には、「お坊さんにも同席して欲しい」という方もいらっしゃいます。ただし、先ほどもご説明しましたが、他の法要予約が入っている場合もありますので、必ず事前にお坊さんに確認をしましょう。

「お持ち帰り用のお料理」を用意する【条件あり】

お坊さんが食事に同席されない(できない)場合、「お持ち帰り用の料理」を用意する方もいらっしゃいます。

ただし、以下の2つを注意しましょう。

  • 車で法要場所に来場している
  • 引き続き、他の場所での法要予定が入っていない

2つの条件を満たしている場合にのみ、お料理を渡した方が良いと思います。特に夏場は衛生面の問題があるため注意が必要です。

もし、引き続き他の法要予約がある等の理由で受取っていただけなければ、ご家族で召し上がるか、ご自宅に持ち帰りましょう。

MEMO

料理店へ「お持ち帰り用の料理」が可能かどうか?を事前に確認しましょう。

どうしても気になる場合は「御膳料(数千円)」をお渡しするのもおすすめです

冒頭にもお伝えしましたが、基本的に「お坊さんは食事に同席しない」と考えても問題はないと思います。つまり、「お坊さんの食事は気にしなくて大丈夫」ということです。

でも、そうは言っても気になる方は少なからずいらっしゃいます。

  • 食事に同席されない
  • お持ち帰り用の料理も渡せるか不明

そんな場合は、お持ち帰り用の料理の代わりに、「御膳料」として数千円(3~5千円)程度をお渡ししても良いと思います。

お坊さんとしても、そういった心配りとして「頂けるモノ」はきっと嬉しいはずですし、ご家族(喪主)様もそれで気持ちがすっきりするのであれば、良いことだと思います。

これはあくまで葬儀社スタッフとしての感覚ですが、お坊さんは「食事はご家族だけで」と考えているはずです。仮に本当は同席可能だったとしても、自分(お坊さん)がいることで不要な緊張感・せっかくの親戚だけの和やかな場に水を差すようなことは避けていると思います。

MEMO

御膳料は弔事用の「のし袋」に入れて渡します。ホームセンター等で御膳料と印字されたのし袋も売られています。印字されていない場合は、「御膳料 ◯◯家(または氏名)」と書きましょう。

お坊さん側から御布施以外に「御膳料や御車料」を要求されることもある?

無いとは言い切れません。ご家族(喪主)様側から気持ちとして渡すのではなく、お坊さん側から御布施(おふせ)以外に「御車料・御膳料」を要求されることは実際にあります。これは、法要だけではなく、お葬式でも同様です。

各お寺の考え方(慣習?)次第ですが、ほとんどの場合は御布施のみで大丈夫のはずです。もし、御膳料や御車料が必要だったとしても、それぞれ数千円程度だと思います。もしくは、「御膳料・御車料を含めて総額◯万円」というパターンもあります。

法要での御布施は平均5万円、御膳料や御車料は各5千円程度だと思います。

葬儀社の「お坊さん紹介」をご利用の場合、お坊さんの食事は一切気にしなくて大丈夫です

お葬式で葬儀社の「お坊さん紹介サービス」を利用された方もいらっしゃると思います。当社でもご利用が多いです。そして、法要(特に四十九日法要や一周忌法要)で再度ご利用いただく方が多いです。

当社の場合であれば、お坊さんの食事は一切気にしなくて大丈夫です。また、必要な費用は御布施のみで、御車料や御膳料は一切必要ありません。きっと他の葬儀社さんも同じだと思います。

【再確認】状況によって法要の内容・順序は異なります

このページでは参考例として

  1. ご自宅で法要(お坊さんの読経・焼香)
  2. 納骨またはお墓参り(お墓へ移動)
  3. お食事(仏事料理店)

そして、【法要または納骨後にお坊さんは帰る ⇒ ご家族・親族だけで食事(お持ち帰り用の料理または御膳料を渡す)】の内容・順序でご説明してきました。

しかし、法要の場所や納骨のあり・なし等、状況によって内容・順序は異なります。

  1. 「ご自宅」で法要
  2. お食事
  3. お墓参り
  1. 「お寺」で法要
  2. 納骨
  3. お食事
  1. 「霊園施設」で法要
  2. お墓参り
  3. お食事なし

など、いろいろなパターンがあります。

また、このページでは基本的に「お坊さんは食事に同席しない」とご説明しましたが、状況によっては、お坊さんも食事に同席してもらう方が望ましい場合もあるかもしれません。ご家族・お坊さんと話し合って法要内容を決めましょう。

まとめ

法要でお食事をするか?しないか?は、ご家族(喪主)様が決める事です。そして、基本的にお坊さんは食事に同席しませんので、あまり気にされなくても大丈夫だと思います。

もし同席をご希望の場合は、必ず事前にお坊さんの法要当日の予定を確認しましょう。どうしても、お料理を振る舞えない事が気になる場合は、御布施とは別に「御膳料(3~5千円程度)」をお渡しすることもおすすめです。

また、葬儀社にお坊さんを紹介してもらう場合は、お坊さんの料理は一切気にしなくても大丈夫です。御膳料も不要です。

最後に注意点として、法要の準備はできるだけ早く取り掛かりましょう。

法要は土日祝日に行うことが一般的ですし、お盆やお彼岸の時期と重なると料理店の予約やお坊さんの都合も合わせにくくなります。できるだけ早めの行動がおすすめです。

補足

このページの情報は、当社所在地(大阪府堺市)近辺での事例とスタッフの経験に基づく一般的な情報です。お葬式や法要には地域性もありますので、詳しくはお寺(菩提寺)やご親戚・知人などにご相談ください。

お葬式のご依頼・お問い合わせ

大阪・堺市の葬儀(家族葬・直葬・友人葬・一日葬・生活保護葬)は、葬儀社【新家葬祭(しんけそうさい)】にお任せください。お葬式のご相談・寝台車手配・斎場予約など、24時間365日いつでも専門スタッフが対応いたします。深夜・早朝に関わらずご相談ください。

新家葬祭
オフィス/お葬式相談室:〒599-8232 大阪府堺市中区新家町541-12
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死亡届は「誰が・何を・どこに」提出するの? http://www.shinke-sousai.com/darenanidoko/ Sat, 25 Jun 2022 10:17:16 +0000 http://www.shinke-sousai.com/?p=23817

誰かがお亡くなりになると「死亡届を提出しないといけない」。これは多くの方がご存知(聞いたことがある)だと思います。 では、具体的に死亡届って【誰が・何を・どこに】提出するのか? 「えっと、家族が… 役所に…」と曖昧な感じ ... ]]>

誰かがお亡くなりになると「死亡届を提出しないといけない」。これは多くの方がご存知(聞いたことがある)だと思います。

では、具体的に死亡届って【誰が・何を・どこに】提出するのか?

「えっと、家族が… 役所に…」と曖昧な感じになると思います。もちろん、それでも大丈夫です。実際には葬儀社(当社)スタッフがすべてサポートします。

今回は、死亡届の基本的な部分を知っておきたい人のために、

主な3つのポイント

  1. そもそも死亡届って何?専用の用紙があるの?
  2. 誰が死亡届の届出人になれるのか?
  3. どこの役所に提出するのか?

についてご説明します。

死亡届の記入方法や提出は、葬儀社にお任せで大丈夫です

まず結論を最初にお伝えしますが、死亡届に関する情報(記入方法や提出先)は知らなくても全く問題ありません。当社スタッフが記入方法をご説明し、役所への提出も代行いたします。

ご家族(喪主)様が死亡届に関して必要なモノは、「届出人の認印のみ」です。「誰が届出人になるのか?」については後ほどご説明します。また、死亡後に急いで書く・提出する必要はありません。

提出代行について

葬儀社が提出代行をするのは、お葬式を予定通りに進めるためです。もちろん、どの葬儀社さんでも無料(のはず)です。
代行の大きな理由の1つは、死亡届と火葬場の手続きがセットだからです。限られた時間内にミスなく完了させることが重要です。そのため、特別な理由がない限りは葬儀社にお任せがおすすめです。

基本的に「事務手続きは葬儀社にお任せ」と思っていただければ大丈夫です。

ご家族(喪主)様にはやるべきことがあります。親族への連絡、菩提寺(お寺)への連絡、そして大切な人とのお別れに集中することが重要です。

そのため、今回お話する3つの内容

1.そもそも死亡届って何?専用の用紙があるの?
2.誰が死亡届の届出人になれるのか?
3.どこの役所に提出するのか?

は参考程度にざっくりと覚えていただければ大丈夫です。
では、1~3についてご説明します。

1.そもそも死亡届って何?専用の用紙があるの?

病院でお亡くなりになった場合、医師や看護師さんから死亡診断書が手渡されます。その死亡診断書と死亡届が合わさって一枚の用紙(サイズ:A3)になっています。

  • 用紙サイズ:A3
  • 左半分:死亡届
  • 右半分:死亡診断書

ですので、故人のご家族様が死亡届の用紙をご用意する必要はありません。受取った死亡診断書・死亡届はそのままの状態でお持ちください。記入方法は当社スタッフがご説明いたします。

また、これは稀なケースですが、病院から「死亡診断書のみ(A4サイズ)」を手渡されて死亡届の部分が無い場合もあります。その場合は、当社で死亡届の用紙をご用意いたしますのでご安心ください。

MEMO

病院以外で死亡した場合は、検視(検死)扱いになり地域の警察署などへご遺体が移される場合があります。
この場合は、死体検案書を警察署または地域の医院で受け取ります。表題が変わりますが用紙は同じです。費用は約3万~3万5千円ほどかかります。

2.誰が死亡届の届出人になれるのか?

死亡届の届出人になれる人の範囲は決まっています。死亡届にある届出人欄の表記でご説明すると

  • 同居の親族、同居していない親族
  • 同居者(※内縁関係にある人)
  • 家主、地主、家屋管理人、土地管理人、公設所の長、
  • 後見人、保佐人、補助人、任意後見人、任意後見受任者
    ※ただし、死亡届の用紙は全国共通(どこの病院でも同じ)ではありませんので、上記の一部(任意後見人など)が欠けている場合があります。

基本的には【故人のご家族】が届出人になりますので、【同居の親族・同居していない親族】のどちらかに該当する場合がほとんどです。具体的には、故人の配偶者(夫または妻)や子(長男や長女)です。または「喪主になる人=届出人」が多いです。

通常では【同居の親族・同居していない親族】以外の人が届出人になるケースは非常に少ないので、あまり気にされなくても大丈夫です。

MEMO

人によっては重要なポイントではないかも知れませんが、故人の戸籍には死亡届の届出人名が残ります。

親族の具体的な範囲について

補足情報:読み飛ばしていただいても結構です。

死亡届の届出人は主に「同居の “親族”」「同居していない “親族”」です。では、親族とはどの範囲までを言うのか?

「親族」の具体的な範囲(民法725条)は以下になります。

  • 配偶者(夫または妻)
  • 故人の6親等内の【血族】
  • 故人の3親等内の【姻族】
    ※血族:血のつながりがある関係、姻族:婚姻で生じた関係。
    ※配偶者は◯親等と考えません。

聞き慣れない言葉が続きますが、普段の親戚付き合いをしている人がほぼ含まれると考えていただいて問題ありません。

例えば、届出人になれる人を一部ご紹介すると(故人の立場から考えます)

  • 6親等内の【血族】 ⇒ 親・子・孫・ひ孫・兄弟姉妹・甥姪・祖父母・おじおば
  • 3親等内の【姻族】 ⇒ 配偶者の親・配偶者の兄弟姉妹・配偶者の甥姪

上記の範囲だけでも、届出人に該当する人はかなり多いです。

MEMO

元夫婦(元夫や元妻)は、届出人にはなれません。また、親友も届出人にはなれません。

3.どこの役所に提出するのか?

死亡届の提出先は、以下の3か所の役所です。

  1. 故人の【本籍地】の役所
  2. 届出人の住所地 〃
  3. 死亡地 〃

多くが1または2です。3はお亡くなりになった場所(病院など)にある役所です。

注意点とまでは言いませんが、1だけ「本籍地」です。故人の本籍地が不明であったり、本籍地が遠方の場合も結構多いです。

どの役所に提出するべきか?は、状況に応じて葬儀社スタッフが判断しますのでご安心ください。

あえて届出人を変更する場合もあります

補足情報:読み飛ばしていただいても結構です。

先ほどご説明しましたが、死亡届の届出人は主に「同居の親族・同居していない親族」どちらかです。そして、一般的には「喪主になる人=届出人」が多いので、「2.届出人の住所地」に死亡届を提出します。

しかし、状況によっては届出人を “あえて” 変える場合もあります。

例えば、

  • 故人:大阪
  • 死亡地:大阪
  • お葬式(葬儀場):大阪
  • 長男(喪主):東京
  • 次男:大阪

上記例の様に、大阪でお葬式を行う場合、喪主である長男の住所地=東京への死亡届提出は不可能ですので、大阪在住の次男を届出人にします。もしくは、どうしても長男を届出人にしたい場合は、死亡地の役所に提出することもあります。

ただし、こういった判断は葬儀社側がアドバイスいたしますので、気にされなくても大丈夫です。

役所への提出はスタッフが代行します

実際の役所への提出は、当社スタッフが代行いたします。

死亡届の手続きは意外に時間がかかります。以前に比べると少し早くなりましたが、1時間以上かかる場合もあります。当社ではその様な事務手続きにご家族様が貴重な時間を取られるべきではないと考えています。

また、基本的に「死亡届の提出と火葬場手続き」はセットで済ませる必要があります。死亡届を提出すると火葬許可証が発行され、次に火葬許可証を火葬場へ提出すると火葬手続きが完了します。

そのため、役所から火葬場への移動も必要ですし、市町村によって火葬場の申込方法が異なりますし、火葬場へのアクセスが悪い場合もあります。

もちろん、ご家族様で手続きができない事はないですが、余程の理由が無い限りは、事務手続きは葬儀社にお任せした方が良いと思います。

まとめ

死亡届について【誰が・何を・どこに】提出するのか?の基本情報をご説明しました。

時々、新聞・雑誌などで「死亡届は7日以内に提出しないといけない」と書かれた記事を見かけますので、ご存知の方も多いと思います。その情報は正しいのですが、そのためか「ご自身(家族)で提出しないといけない」と思われている方も多いです。

でも、実際の死亡届の記入方法・提出は葬儀社スタッフにお任せ(相談)した方が良いです。基本的には、ご自身(家族)で記入・役所提出は避けることがおすすめです。手続きにミスがあると、葬儀日程の予定変更・火葬場キャンセルに繋がる可能性もあります。

今回はごく一般的なケース(故人に家族・親族がいる場合)でご説明しましたが、ほとんどの方が今回の内容だけで十分だと思います。「死亡届はこんな手続きなんだ」程度に覚えておけば大丈夫ですし、もちろん忘れても大丈夫です。基本的には葬儀社にお任せがおすすめです。

また、時には届出人が同居人(内縁関係)や成年後見人になる場合、故人や喪主が生活保護受給者の場合など複雑な状況もあります。あまり複雑なケースを1つ1つご説明するのは難しいので省略しますが、もし困ったことがあれば、まずは葬儀社に相談をしましょう。

お葬式のご依頼・お問い合わせ

大阪・堺市の葬儀(家族葬・直葬・友人葬・一日葬・生活保護葬)は、葬儀社【新家葬祭(しんけそうさい)】にお任せください。お葬式のご相談・寝台車手配・斎場予約など、24時間365日いつでも専門スタッフが対応いたします。深夜・早朝に関わらずご相談ください。

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四十九日法要(忌明け法要)は必ず行うべき? http://www.shinke-sousai.com/hoyokanarazu/ Mon, 23 May 2022 06:04:49 +0000 http://www.shinke-sousai.com/?p=23812

四十九日法要は、命日(または命日の前日)から数えて49日目に行う法要です。でも実際には、49日目ぴったりに法要を行うのは難しいため、49日目【前】の土日祝日に行うことが一般的です。また、命日~49日目までを忌中(きちゅう ... ]]>

四十九日法要は、命日(または命日の前日)から数えて49日目に行う法要です。でも実際には、49日目ぴったりに法要を行うのは難しいため、49日目【前】の土日祝日に行うことが一般的です。また、命日~49日目までを忌中(きちゅう)と言い、四十九日法要を終えると「忌が明ける」ので「忌明け法要」とも言います。

四十九日法要は大切な法要と言われますが、【何%くらいの人が四十九日法要をきちんと行うのか?】気になっている方も多いと思います。

基本的に法要を行うか?行わないか?は故人のご家族様の自由です。でも、人によっては「菩提寺との関係、親戚の目」等が気になる・考えなければならない場合があります。

今回は、四十九日法要について当社スタッフの実感も含めてお話したいと思います。

本来、お葬式後に最初に行う法要は「初七日法要(しょなのかほうよう):命日から7日目に行う法要」ですが、今はお葬式(告別式)と一緒に済ませる場合が多いです。

約80%の人が四十九日法要を行っている?

当社では、お客様のお葬式後の法要や納骨などについては、すべてを把握していません。もしご依頼・相談があれば、必要に応じてサポートをする方針だからです。

ただ、四十九日法要を行うご家族(喪主)様は、

  • 四十九日法要を◯月◯日に行う予定なので、法要場所について相談なんですが…
  • 四十九日法要で、またお坊さん(僧侶)を紹介して欲しいんですが…
  • 四十九日法要を行うにあたって、香典返しの準備をしたいのですが…

など、お葬式後に何かしらのご相談があるので、「◯◯さんは四十九日法要を行うんだな」と分かります。

そういったご相談などを含めると、当社の実感としては約80~90%人が四十九日法要を行っていると思います。ただし、直葬(火葬のみ)・無宗教葬・生活保護葬でお葬式を行った方を除いたデータです。

法要の規模(人数)は、お葬式に比べて少人数になる場合が大半です。例えば、お葬式は「家族と親族(十数人~数十人)」で行ったけれど、四十九日法要は「家族だけ(数人)」という感じです。

約80~90%の方が法要を行っているとしても、気にしなくても良いと思います。ご家族・親族の皆さんが納得しているのであれば「法要なし」で問題ありません。参考程度にお考え下さい。

MEMO

香典返しは、お葬式で「御香典(お金)」を頂いた方へ御礼の品を送ることです。品物の金額は御香典の半額が基本です。四十九日法要を無事に終えましたという意味もあります。

四十九日法要を行うか?は「基本的に」ご家族様の自由。だけど…

法要を行うか?行わないか?は「基本的に」ご家族様の自由です。なぜ、「基本的に」という言葉を使ったかというと、その理由の1つは「菩提寺」の存在が影響するからです。

菩提寺(ぼだいじ:お付き合いのある寺)の中には、「四十九日法要は行うべき」という方向性で喪主様に話を進めることもあります。中には、お葬式終了後すぐに「四十九日法要ですが、◯月◯日でどうでしょうか?」と菩提寺(の住職)からお話があったと喪主様から聞いた事もあります。

決して強制はしていない思いますが、「ほぼ強制に近い」と感じた喪主様も確かにいらっしゃいます。

もちろん、喪主様が「四十九日法要はやりません!」と断ればそれまでなのですが、菩提寺との関係やこれからのお付き合いも考えると断り辛い場合も当然あると思います。

菩提寺には「家族で相談をして、後日ご連絡します」と伝えましょう

お葬式では故人様とのお別れに集中できることが最重要です。お葬式中に法要の事を考える(思い浮かぶ)余裕のある方は非常に少ないはずです。もっと言えば、法要の事は完全に忘れていても大丈夫です。

法要は喪主1人ではなくご家族・親族の都合も聞かなければ決定はできません。法要についてはお葬式終了後に決めましょう。

もし、お葬式終了後すぐに菩提寺の僧侶から四十九日法要についての話が出た場合は、「家族と相談してから後日ご連絡します」と伝えれば良いと思います。

親族(おじ・おば等)への配慮も必要

また、菩提寺以外に「目上の親族(おじ・おば等)」も無視できないと思います。

基本的には【故人の家族】が法要を行うか?行わないか?を決定しても良いとは思いますが、故人への想いや法要についての考え方は人それぞれです。やはり故人の兄弟姉妹にあたる「おじ・おば」の気持ちや意見も配慮すべきだと思います。

MEMO

お葬式を直葬(火葬のみ)で済ませようとした場合に、おじ・おばから反対される事は時々あります。同様に「法要をやらない」とすれば、反対される可能性はあります。

ご自身(喪主)だけの判断ではなく、必ず他のご家族・親族へは連絡をしましょう

もし、ご自身がお葬式で喪主を務め、法要を取り仕切る立場であったとしても、ご自身(喪主)1人だけの判断で決定せずに、必ず他のご家族・親族にも連絡する、意見を聞くことがおすすめです。

親戚を取り仕切るのは大変だと思いますが、お葬式や法要で親戚関係が悪くなるのは避けましょう。

四十九日法要の準備は出来るだけ早く

四十九日法要は命日から数えて49日目、そう考えると日数に余裕があると感じますが、

  • 命日~お葬式終了までに既に数日~1週間が経過している場合がある
  • 実際には49日目【前】の土日祝日に行う

上記の2つを考えると、残りの準備日数は想像するほど余裕がありません。

さらに、四十九日法要の予定日が、お盆(8月)やお彼岸(3月・9月)の法要時期と重なると、法要場所の確保や僧侶の都合を調整することが難しくなります。

四十九日法要の準備は出来るかぎり早くすすめることがおすすめです。

最初に【法要予定日】を決定、あとは必要に応じて予約・確認を取る

法要の内容・順序はご家族様ごとに多少異なります。

「家ごとに法要内容が異なる?」と疑問に思われた方も多いかもしれませんが、代表的な項目で言えば「四十九日法要と一緒に納骨をするか?しないか?」です。

さらに、法要の開式時刻・お墓までの距離などによって「食事を法要後にする?納骨後にする?」も変わります。

主なポイント

法要の内容を決めていく上で、まず以下のポイントを考えましょう。

  • 誰が法要に参加するか?
  • 法要の場所
  • 僧侶あり?なし?
  • 納骨あり?なし?
  • 食事あり?なし?
  • 食事の場所

まずは【法要予定日】を決定し、その後は必要に応じて葬儀社・菩提寺・料理店などに予約・確認を取っていきます。

決まった順番はありませんが、「僧侶あり」で行う場合は菩提寺(僧侶)の予定を最優先に押さえることが重要です。法要に関する具体的な準備や必要なモノ等については、菩提寺にお問い合わせください。

MEMO

少人数であれば、ご自宅で行うのもおすすめです。また、僧侶を呼ばずに「親戚が集まって故人を偲びながらお食事をする」だけでも立派な法要だと思います。

四十九日法要の流れ(参考例1~3)

先ほどご説明したように、四十九日法要の内容・順序は「法要場所+納骨+お食事」などの組み合わせで異なります。法要と一緒に納骨も行う(予定)場合は、菩提寺に相談しましょう。

【参考1】法要場所:ご自宅、納骨あり、食事あり

  1. ご自宅で僧侶の読経
  2. お墓へ移動し、納骨
  3. 料理店でお食事
  4. 解散・帰宅

【参考2】法要場所:葬儀社ホール、納骨あり、食事あり

  1. 葬儀社のホールで法要
  2. 2.同所でお食事
  3. 3.お墓へ移動し、納骨
  4. 4.解散・帰宅

【参考3】法要場所:ご自宅、納骨なし、食事あり

  1. 1.ご自宅で僧侶の読経
  2. 2.ご自宅でお食事
  3. 3.解散
    ※納骨は後日行う。

法要を行わなかった場合 ⇒ 供養の仕方は人それぞれ

四十九日法要を行わなかった場合、故人への供養は人それぞれ自由で良いと思います。これは、一周忌や三回忌、お盆・お彼岸であっても同じです。

  • お仏壇や遺影前に、故人がお好きな花や供物(お菓子や飲物等)をお供えする。
  • お食事の時に食卓に遺影を置いて思い出話をしながら一緒に食べる。

何でも良いと思います。供養の仕方は自由です。個人的には「故人を思い返す」それだけでも十分な供養になっていると思います。

四十九日法要の後、一周忌・三回忌・七回忌と進むにつれて法要を行う人は少ない

四十九日法要より後に行う「年忌法要(ねんきほうよう」ですが、一周忌・三回忌・七回忌と進むにつれて法要を行う人も徐々に少なくなると思います。

一周忌法要までは親戚が集まって行う場合が多いですが、三回忌・七回忌になると徐々に各ご家族単位での法要になっていきます。

実例で言えば

喪主(長男):今年の三回忌法要は、それぞれの家族で自由にやろう。

という言葉をきっかけに、その後の法要は親戚で集まらない。つまり、一周忌法要が親戚が集まる最後の法要となっている場合も多いと思います。

MEMO

一周忌法要は、お葬式の翌年。三回忌はお葬式の翌々年です。◯回忌法要は、お葬式の「◯-1」年後に行います。

まとめ

法要に関しては、気にされる方・気にされない方がハッキリと分かれると思います。

法要を行わない方は、四十九日法要はもちろん一周忌・三回忌なども行いません。でも、お盆やお彼岸、命日などにお墓参りには行く方は多いです。都合の良い日に各自で行けるお墓参りは、法要とは全く別物という感覚ですね。

本当に故人様への供養は自由で良いと思います。一人一人が色々な想いや感謝の気持ちで供養をすることが最良だと思います。お墓参りもその1つです。

法要をするか?しないか?は「基本的に」自由とご説明しましたが、菩提寺がある方・目上の親戚がいる方は自由ではない場合が多いと思います。

ご自身が故人のご家族(お葬式で喪主を務め、法要を取り仕切る立場)である場合、「法要は自分たち家族だけで自由に決めたい」と思う気持ちも分かりますが、どうしても自由にできない事情がある場合は仕方がありません。出来るだけ、菩提寺・親戚との関係が悪くなること避けましょう。

四十九日法要と一周忌法要の2つは大切な法要とされていますので、最低限この2つをきちんと行えば、それ以降の法要に関しては「各ご家族で自由に」としても問題ないと思います。

繰り返しになりますが、四十九日法要の準備は早めに取り掛かりましょう。

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大阪・堺市の葬儀(家族葬・直葬・友人葬・一日葬・生活保護葬)は、葬儀社【新家葬祭(しんけそうさい)】にお任せください。お葬式のご相談・寝台車手配・斎場予約など、24時間365日いつでも専門スタッフが対応いたします。深夜・早朝に関わらずご相談ください。

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故人(被後見人)の家族が後見人の場合のお葬式 http://www.shinke-sousai.com/kazokukokennin/ Tue, 17 May 2022 01:34:59 +0000 http://www.shinke-sousai.com/?p=23804

まず成年後見人について簡単に(詳しい説明は省きます) 成年後見人(以下、後見人)は、認知症や知的障害などで判断能力が不十分な人(被後見人)が不利益を被らないように、生活・医療・介護・福祉などに関して保護・支援する人のこと ... ]]>

まず成年後見人について簡単に(詳しい説明は省きます)

成年後見人(以下、後見人)は、認知症や知的障害などで判断能力が不十分な人(被後見人)が不利益を被らないように、生活・医療・介護・福祉などに関して保護・支援する人のことです。財産も管理します。家庭裁判所が後見人を選任します。

補足:法定後見は、保護対象者の判断能力に応じて「後見・保佐・補助」の3つに分類されます。
このページでは「保護する人:後見人・保佐人・補助人」と「保護される人:被後見人・被保佐人・被補助人」をまとめて「後見人」と「被後見人」とします。

今は専門職(弁護士・司法書士さん等)の後見人が増えていますが、時々、故人(被後見人)のご家族(長男・長女など)が後見人の場合もあります。

もし、ご自身(または家族・親族)が後見人である場合、

  • 被後見人のお葬式ってどうなるんだろう?
  • 後見人が特別な手続きしないといけない?
  • 後見人がお葬式の全責任を負う?

など、色々と疑問・不安に思われると思います。

今回は「ご家族・親族が後見人の場合のお葬式」について簡単にご説明します。数少ないケースだと思いますが、該当する人の不安が少しでも解消できれば幸いです。

加えて、「ご家族以外(弁護士・司法書士など)が後見人の場合」も簡単にご説明していますので、よろしければご覧ください。

後見人の業務は、被後見人の死亡で終了します。被後見人のお葬式に関して義務や責任は負いません

先に結論からお伝えしますが、故人(被後見人)のご家族・親族の誰かが後見人であった場合、お葬式は残されたご家族で話し合って自由に決めることができます。もちろん、後見人であった人も含みます。つまり、一般的なお葬式と同じです。

「故人(被後見人)にご家族・親族がいれば、ご家族・親族がお葬式を行う」が基本です。もし、専門職(弁護士・司法書士さん等)の人が後見人であっても同じです。

後見人の業務は被後見人が死亡した時点で終了しますので、お葬式にまで後見人が特別な義務や責任を負うわけではありません。

ご家族の誰かが後見人の場合、一般的なお葬式と同じく、ご家族で葬儀社・お葬式内容を決定します

ご家族・親族の誰かが後見人の場合

先ほどもご説明しましたが、後見人の業務は被後見人が死亡した時点で終了します。

故人(被後見人)のご家族・親族の誰かが後見人であった場合、被後見人が死亡した時点で後見人の立場が終了し、普通の家族・親族の立場に戻ります。

※「普通の家族の立場に戻る」という表現は変かもしれませんが、後見人という特別な立場ではなくなるイメージとしてお考え下さい。

参考
  • 被後見人:父親
  • 後見人:長男
  • 家族構成:父親・長男・次男・長女

父親が死亡した時点で、長男の後見人としての立場が終了し、普通の家族の立場に戻ります。そして、お葬式は長男・次男・長女で話し合って、自由に決めることができます。
もし、父親の財産から葬儀費用を出す場合は、財産を管理していた長男へ確認しましょう。

つまり、故人(被後見人)のご家族・親族の誰かが後見人であったとしても、何か特別なお葬式になるわけではありません。また、後見人が「必ず喪主になる・葬儀費用を支払う」等のルールもありません。

一般的なお葬式と同じく、ご家族・親族で話し合って、葬儀社の手配・お葬式を自由に行います。

ポイント

後見人が必要になった経緯や状況はご家族様ごとに異なりますが、これまで後見人としての負担や頑張ってくれたことに対する感謝の気持ちは大切です。

また、故人(被後見人)との関りは他のご家族・親族より深いはずですし、故人の遺志や希望も聞いているかもしれません。そういった面を考慮すると、後見人の意見は尊重するべきかもしれません。

MEMO

後見人の立場は終了しても、被後見人の死亡に関する事務処理や相続人などへの財産引渡し、家庭裁判所への後見事務終了報告などは必要です。

ご家族以外(専門職)が後見人の場合、故人(被後見人)にご家族がいれば「お葬式は家族が行う」が基本

ご家族以外(専門職:弁護士・司法書士など)が後見人の場合【1】

先ほどもご説明したように、後見人の業務は被後見人が死亡した時点で終了します。そして、故人(被後見人)にご家族・親族がいる場合は、ご家族・親族がお葬式を行います。

つまり、ご家族以外(弁護士・司法書士など)が後見人であった場合、その後見人はお葬式には直接関わりません。あくまで「お葬式は故人被後見人のご家族・親族が行う」が基本です。

被後見人の死亡~お葬式・火葬の基本的な流れは

  1. 病院等から後見人へ死亡連絡
  2. 後見人からご家族・親族へ連絡
  3. ご家族・親族が葬儀社を手配
  4. お葬式・火葬

になります。また、必ずではありませんが、葬儀社スタッフには「故人に後見人(弁護士・司法書士など)が付いている」と伝えた方が良いかもしれません。

MEMO

故人(被後見人)の財産からお葬式費用を出したい場合は、後見人に相談をしましょう。

ご家族以外(専門職)の後見人に、お葬式・火葬を任せることもできる?

ご家族以外(専門職:弁護士・司法書士など)が後見人の場合【2】

繰り返しになりますが、故人(被後見人)にご家族・親族がいる場合、「お葬式は故人のご家族・親族が行う」が基本です。ご家族以外(弁護士・司法書士など)が後見人であった場合、後見人は基本的にお葬式に関わりません。

しかし、ご家族・親族に何か諸事情があってお葬式を行えない(参加できない)場合は、後見人にお葬式を任せることも可能かもしれません。もし後見人から了承を得られれば、後見人がご家族の代理として葬儀社の手配、喪主・死亡届の届出人になりお葬式を行います。

お葬式を行えない(参加できない)場合とは?

例えば、故人(被後見人)が大阪在住で、大阪府内でお葬式を行う場合

  • 遠方に住んでいて大阪まで行けない
  • 高齢や身体的な理由でお葬式に関われない
  • お葬式に関わりたくない

などの理由で、後見人(弁護士・司法書士など)にお葬式を任せたい場合は「お葬式をお任せできますか?」と相談してみましょう。

どんなお葬式内容が多い?

故人(被後見人)が残した財産や親族の希望等にもよりますが、ご家族以外の後見人がお葬式を代理で行う場合、基本的には参列者が非常に少ないケースが多く、最もシンプルな「直葬(火葬のみ)」で済ませる場合が多いです。もし、僧侶の読経や戒名、湯灌などを何かご希望がある場合は後見人へご相談ください。

後見人(弁護士・司法書士さん等)は葬儀社を知ってるの?

後見業務が経験豊富な弁護士・司法書士さん等であれば、基本的に葬儀社をご存知の場合が多いと思います。これは業務上必要な要素としてです。専門職後見人が喪主となるお葬式(手続き)は少し特殊ですので、その点の事務処理を把握し、限られた予算内で柔軟にお葬式・火葬を任せられる。そんな葬儀社へ依頼可能な状態にしている可能性は高いと思います。

まとめ

後見人の業務は、被後見人が死亡した時点で終了します。後見人がお葬式に関して特別な義務や責任を負うことはありません。ご家族や専門職(弁護士・司法書士など)、誰が後見人であったとしても、「お葬式は故人のご家族・親族が行う」が基本です。

【被後見人:父親、後見人:長男】の場合

父親が死亡した時点で、長男の後見人としての立場は終了し、普通の家族の立場になります。つまり、一般的なお葬式と同じで、長男を含めた他のご家族・親族で父親のお葬式を行います。特別な手続きやお葬式に決まり事が発生するわけではありません。

後見人として頑張ってくれた長男への感謝の気持ちも含めて、お葬式・相続について話し合いましょう。

【ご家族・親族以外(専門職)が後見人】の場合

ご家族以外(弁護士・司法書士など)の後見人が付いていた場合であっても、基本的には故人(被後見人)のご家族・親族がお葬式を行います。

特例として、もし諸事情があってお葬式に関われない場合は、後見人にお葬式(火葬)を任せることも可能だと思いますので、後見人へ直接ご相談ください。


後見人が必要になった経緯は様々ですし、ご家族以外(弁護士・司法書士など)の後見人が喪主になるお葬式もたくさん経験してきました。年齢を重ねて認知症になった、生まれながらに障害がある、家族がいる・いない、財産がある・ない、収骨をする・しない…本当に色々です。

今回は、故人に後見人が付いている場合のお葬式について、基本的な部分をご説明しました。ご覧になった方が求めている情報には不十分かもしれませんが何卒ご容赦ください。

何かお葬式に関してお困りごとがありましたら、お気軽にご相談ください。

お葬式のご依頼・お問い合わせ

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菩提寺が遠方にある場合のお葬式 http://www.shinke-sousai.com/bodaijienpo/ Fri, 13 May 2022 02:18:07 +0000 http://www.shinke-sousai.com/?p=23799

【菩提寺(ぼだいじ)= 昔からお付き合いのあるお寺】がある方も多いと思います。そして、その菩提寺が遠方(他府県)にある場合も時々あります。 例えば、【故人・喪主が大阪在住、大阪でお葬式を行うけれど、菩提寺が九州にある】そ ... ]]>

【菩提寺(ぼだいじ)= 昔からお付き合いのあるお寺】がある方も多いと思います。そして、その菩提寺が遠方(他府県)にある場合も時々あります。

例えば、【故人・喪主が大阪在住、大阪でお葬式を行うけれど、菩提寺が九州にある】そういったケースです。

お葬式において菩提寺がある場合は、基本的に菩提寺の僧侶へお勤め(読経など)を依頼します。たとえ菩提寺が遠方にある場合でも、無視することは避けましょう。特に菩提寺内に納骨予定のお墓がある場合は注意が必要です。

今回は「菩提寺が遠方にある場合にお葬式はどうするか?」を簡単にご説明します。

事前相談やお葬式のご依頼時には、当社スタッフが菩提寺について必ずお尋ねいたしますのでご安心ください。

4つのパターン

ご説明のために「大阪府内でお葬式を行う・菩提寺は大阪府外にある」と仮定します。

その場合、基本的なパターンは4つです。

  1. 菩提寺の住職(僧侶)が大阪まで来る
  2. 菩提寺から大阪府内の同じ宗派のお寺を紹介してもらう
  3. 葬儀社から僧侶を紹介してもらう
  4. 僧侶なしで無宗教でお葬式を行う

ほとんどの場合、上記の4つのどれかに当てはまります。

「菩提寺が他府県で遠い」と言っても、菩提寺から葬儀式場(大阪)までの距離はバラバラです。私たち葬儀社スタッフの経験上、関西圏であれば大阪まで来られる住職(僧侶)は多くいらっしゃいます。

菩提寺が遠方にある場合「さすがに大阪まで来られないだろう…」と個人的に思う気持ちも分かりますが、菩提寺を無視することは避けましょう。

特に、菩提寺内にお墓(お葬式終了後に故人の遺骨を納骨予定のお墓)がある場合は、必ず菩提寺へ連絡をしましょう。

菩提寺内のお墓への納骨条件は

【お葬式で菩提寺の僧侶から読経・戒名(法名)を頂く】

が基本です。後々のトラブルを回避するために、菩提寺への連絡は欠かせません。

では、1~4についてご説明します。

1.菩提寺の住職(僧侶)が大阪まで来る

菩提寺が関西圏(兵庫・京都・奈良・和歌山・滋賀)であれば、車や電車で大阪まで来られる場合が多いです。さらに遠い場合は飛行機もあります。

もちろん、お寺の規模(住職と数人の僧侶がいる・住職1人だけ)や住職の年齢、季節行事(お盆法要等で忙しい)などの理由で、大阪まで来られない場合もあります。

菩提寺の事情は、ご家族(喪主)様や私たち葬儀社が判断できる事ではありませんので、菩提寺に聞いてみないと分かりません。

実例
  • 和歌山県から住職自ら車で大阪の葬儀式場まで来場。お通夜終了後(20時過ぎ)に和歌山に帰り、翌日の告別式(11時~)に再度来場。
  • 故人様と同級生の住職が「私自身が見送りたい」と、東北から飛行機でお葬式前日に来阪。(宿泊ホテルは住職が手配)
  • 1日葬(告別式のみ、開式12時)で京都から電車で来阪。

菩提寺用の宿泊ホテル手配について

菩提寺から葬儀式場(大阪)までの距離などにもよりますが、お通夜・告別式と2日間に渡ってお葬式を行う場合は、菩提寺用に宿泊ホテルの手配も必要かもしれません。

ただし、車や電車で数時間程度の距離であれば、お通夜終了後に一度帰り、翌日の告別式に再度来場される場合もありますし、菩提寺側の事情で「僧侶がお通夜と告別式で僧侶が変わる」場合もあります。

もし、菩提寺用のホテルを手配する場合は、

葬儀式場の近くで宿泊ホテルをご用意したいと思っておりますが、ご都合はいかがでしょうか?

と事前に確認をしましょう。

MEMO

ご家族(喪主)様の判断になりますが、決して高級ホテルでなくても良いと思います。どちらかと言えば、葬儀式場からタクシー等で短時間で到着できる事の方が大切だと思います。

2.菩提寺から大阪の同じ宗派のお寺を紹介してもらう

もし、菩提寺の住職(僧侶)が大阪まで来られない場合に、菩提寺から大阪府内(葬儀式場付近)の同じ宗派のお寺を紹介してもらえる場合もあります。

この場合は、紹介していただいたお寺に電話をして、故人名・葬儀式場の場所・葬儀の日程などを伝えましょう。その他の必要な情報は、お寺側から質問されるはずですのでご安心ください。合わせて、お葬式後の法要や納骨などについて不明があれば、遠慮せずに質問をしましょう。

MEMO

御布施(僧侶への御礼)の金額も忘れずに聞きましょう。

3.葬儀社から僧侶を紹介してもう

ここまでご説明したように、基本的には

  1. 菩提寺に連絡をする ⇒ 大阪まで来る?
  2. 菩提寺から大阪府内の同じ宗派のお寺 ⇒ 紹介あり?

の手順で進みますが、もし「1と2がダメ」な場合

お葬式を依頼した葬儀社さんに、同じ宗派の僧侶を紹介してもらって結構です。

と菩提寺から言われることが多いです。

ただし、菩提寺によっては

葬儀社の僧侶紹介は結構ですが、戒名はこちら(菩提寺)が授けます。

という場合もあります。

「大阪までは行けないけれど、戒名だけは菩提寺が授ける」

これは時々あることですが、菩提寺のお考え次第なので必ずではありません。

僧侶紹介について

僧侶紹介をご希望の場合は、当社からご紹介いたしますのでお気軽にご相談ください。

  • 通常のお葬式(お通夜・告別式):15万円
  • 1日葬(告別式のみ):10万円
  • 直葬(火葬のみ):3万円~

※税込価格です。
※戒名(法名)・繰り上げ初七日法要・御車代・御膳料を含みます。

4.僧侶なしで無宗教でお葬式を行う

1~3についてご説明してきましたが、遠方の菩提寺が大阪まで来られない場合は、

  • 菩提寺から大阪府内の同じ宗派のお寺を紹介してもらう
  • 葬儀社にお寺を紹介してもらう

どちらかになるケースが大半です。先祖代々に渡ってお寺(仏教)と何らかの関わりのある方は、基本的に「僧侶ありのお葬式」を選択されます。

そして、最後の「4.僧侶なしで無宗教でお葬式を行う」についてですが、

もし遠方にある菩提寺が

  • 大阪まで来られない
  • 大阪府内の同じ宗派のお寺を紹介できない

というのであれば、「無宗教でのお葬式」をご家族(喪主)様が選択することも可能だと思います。

ただし、ご家族・親族の中には、無宗教(僧侶がいない)のお葬式に強く反対する方がいる可能性もあります。ご自身が喪主であり、無宗教をご希望の場合でも、他のご家族・親族に相談をした上で決める事をおすすめします。

補足無宗教で済ませても「戒名」は必要?

先ほどもご説明しましたが、菩提寺内にお墓への納骨条件は、「お葬式で菩提寺の僧侶から読経・戒名(法名)を頂くこと」が基本です。

そのため、無宗教(僧侶なし)でお葬式を済ませても、菩提寺内のお墓へ納骨するために、お葬式後に菩提寺から戒名(法名)を授かる必要があるかもしれません。もちろん、戒名(法名)の費用は必要だと思います。

MEMO

戒名(法名)の費用は、菩提寺により異なります。詳しくは菩提寺にお問い合わせください。

参考:お葬式をきっかけに菩提寺との関係を終える

私たちも何度か経験した程度ですが、誰かのお葬式をきっかけに菩提寺との関係を終了する方もいらっしゃいます。

  • お葬式の時だけお勤めを依頼していた(お葬式の時にだけ会う)
  • 家のお墓は「公営墓地または民営墓地」で、菩提寺内にお墓は無い

上記程度の関係であれば、関係を断つことは簡単かもしれません。

ただし、菩提寺内のお墓(寺院墓地)をお持ちの場合は、関係を断つことは簡単ではない可能性があります。

時々問題となるのが、菩提寺から高額な離壇料を請求されるようです。過去に見た記事には300万円とありました。私たちは直接ご相談の経験がないため、どこまで本当かは不明です。離壇料に法的根拠があるのか?契約書に明記されているのか?がポイントになると思いますが、お困りの場合は専門家(弁護士など)に相談されることがおすすめです。

まとめ

菩提寺が遠くて「さすがに大阪まで来れないだろうな…」とご自身が思っても、予想に反して大阪まで来られる場合もあります。実際、故人様と菩提寺の住職が大親友で「どうしても、私(住職)自ら読経をして見送りたい」という理由で、飛行機で遠方(記憶が曖昧ですが東北か北陸)から来阪されたこともあります。

基本的には、菩提寺を無視してお葬式を行うことは絶対に避けましょう。特に【菩提寺内にお墓がある】場合は要注意です。該当する場合は、必ず菩提寺へ連絡をしましょう。

  • お葬式で大阪まで来る?来ない?
  • 大阪府内の同じ宗派のお寺を紹介してくれるか?

などは、菩提寺の判断次第です。菩提寺(住職)の事情や考え方は、ご家族(喪主)様や私たち葬儀社では分かりません。

菩提寺とお葬式について何か悩み事がある方もいらっしゃるかもしれませんが、あまり深く悩まずに、もしもの時は「とりあえず電話をして聞いてみるしかない」くらいに考えておいて大丈夫だと思います。事前に相談をしておくのもおすすめです。

「大阪でお葬式を行いたいのですが、どうしたら良いですか?」

と質問をして、菩提寺の判断に委ねましょう。菩提寺の回答に応じて、私たち葬儀社も対応いたします。

お葬式に関してご不安がある場合は、事前相談をご利用ください。いつでも何度でも無料です。お葬式費用も総額でお見積もりいたします。

お葬式のご依頼・お問い合わせ

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遺骨ダイヤモンドを友人から反対された? http://www.shinke-sousai.com/yujinhantai/ Tue, 10 May 2022 05:04:42 +0000 http://www.shinke-sousai.com/?p=23794

先日のお問い合わせ ご相談者様(Aさん)は友人の発言に驚いてしまい、どの様な理由で反対なのか?を聞きそびれたようです。 「何か宗教的にダメな理由があるのかも?」と不安になって当社に電話をされたそうです。私たちスタッフも明 ... ]]>

先日のお問い合わせ

遺骨をダイヤモンドにできることを知り、主人の遺骨をダイヤモンドにしようと思ったんです。

でも、友人に話したら「そんなの絶対ダメ!」って言われたんですけど、どうなんでしょうか?

ご相談者様(Aさん)は友人の発言に驚いてしまい、どの様な理由で反対なのか?を聞きそびれたようです。

ダイヤモンドにしたい ⇒ でも友人から反対された。それも結構強く。

「何か宗教的にダメな理由があるのかも?」と不安になって当社に電話をされたそうです。私たちスタッフも明確な理由が思い浮かばず、Aさんと色々話しましたが、結局は人それぞれの考え方次第という結論になりました。Aさんも前向きに検討するそうです。

基本的には、ご遺骨の供養方法は自由です。

もちろん、将来の事も踏まえて慎重に考えるべきだと思いますが、どんな供養を選択したとしても、何か特別に大きな問題は無いと思います。他人に迷惑をかけるわけでもなく、金銭的に致命的な損失が発生することもないはずです。ご自身が可能な選択肢の中で納得できるものがおすすめです。

ただ、大切なご遺骨に関する事ですので、ご自身1人の判断で決定せずに、他のご家族・親族へ「こんな供養をしたい」とお声掛け、意見を聞いてみることは最低限必要だと思います。

ご遺骨の供養方法は、故人のご家族の自由

基本的に、故人様の遺骨の供養方法は、故人様のご家族(配偶者や子)が自由に決めても良いと思います。

  • お墓への納骨
  • 永代供養の合祀墓に納骨
  • 海洋散骨
  • 遺骨ダイヤモンド

どんな形であっても納得ができれば問題はありません。

Aさんからお電話を頂いた数日後に、お坊さん(僧侶)とお話する機会があり、遺骨ダイヤモンドについて質問をしました。

宗教的な問題はないですよ。大切なのは、残されたご家族様が納得できることです。故人を忘れず、大切に。そして、その方(Aさん)の心の支えになるのが遺骨ダイヤモンドであれば、最も良い方法ではないでしょうか。

との回答でした。

また、ある遺骨ダイヤモンドの依頼者様(奥様)の言葉ですが、

(夫が)お墓の中で1人でいるのは寂しいはず。遠くのお墓よりも、遺骨ダイヤをジュエリーにして、お守りの様に毎日身に着けたい。どこにでも一緒に行けるでしょ。

個人的にとても印象に残っています。語弊があるかも知れませんが、遺骨ダイヤの完成をすごく楽しみに待ち望んでいるようでした。

結局は、人それぞれが良いと感じて、価値観に合っていることが大切なんだと思います。

遺骨ダイヤモンドについて

遺骨に残る炭素成分から製造する人工ダイヤモンドです。スイスで製造します。成分や輝きなどは天然ダイヤモンドと同じです。

製作費用は、0.2カラットで約50万円です。ジュエリー加工(指輪・ネックレスなど)も可能です。

ご遺骨をどこかに納める「以外」の場合は、他のご家族・親族に相談がおすすめです

一般的なお墓や納骨堂などの様に、特定の場所に遺骨を納める場合は特に問題はないと思います。きっと、ご家族・親族からの反対も無いはずです。

ただし、遺骨ダイヤモンド、そして海洋散骨の様に

  • ご遺骨を別の形に加工する
  • ご遺骨を海にまく

などの供養方法は、ご遺骨が手元に残りません。

そして、特定の場所(お墓など)に遺骨が残らないことに反対する方は、少なからずいらっしゃいます。単に「お墓が良い」という理由ではなく、供養の対象物が無くなることに違和感があるようです。

具体的な例で言えば、お彼岸・お盆・節目の法要に「お墓参りができない・何に手を合わせたら良いのか分からない…」という事です。実際、お墓(お墓参り)が心の拠り所、そして気持ちをリセットできる場所と感じている方も多いです。

反対に、そこまでお墓・遺骨に対して重要視していない方も確かにいます。

こういった考え方や価値観の差は、ご家族内であっても意見が分かれるかもしれません。そのため、収骨した全ての遺骨をダイヤモンド・海洋散骨する場合は、一度ご家族・親族へ相談される事をおすすめします。

ご遺骨の「一部をお墓や納骨堂」・「一部を遺骨ダイヤモンド」

当社の場合、遺骨ダイヤモンドのご依頼で多いパターンは、

既に先祖代々のお墓がある。そして、ご遺骨の一部を先祖代々のお墓に納骨して、一部を遺骨ダイヤモンドにする。

というパターンです。この場合、お骨壺を2つ用意して【お墓用とダイヤモンド用】に分けて収骨をします。

この様に「ご遺骨の一部をお墓や納骨堂に納める。一部を自由に供養する。」であれば、従来通りに特定の場所(お墓など)に遺骨を納めることを重要視するご家族・親族から反対される確率は低いと思います。

現時点でお墓がある場合は、【従来の供養方法 + 新しい供養方法】が理想的なのかもしれませんね。

もちろん、今現在お墓も無いし、この先も購入予定が無いので、遺骨ダイヤモンドをご注文される方もいらっしゃいます。

MEMO

お墓+海洋散骨をご希望の場合も、【お墓用と海洋散骨用】に2つに分けて収骨をします。

今あるお墓を「墓じまい」して、遺骨ダイヤモンドにする方もいます

少し話がそれますが、

  • 今あるお墓(納骨済み)をやめて、納骨していた遺骨を取り出してダイヤモンドにする
  • 今あるお墓(まだ誰の遺骨も納骨していない)へ納骨予定だったけれど、お墓への納骨をやめて遺骨ダイヤモンドにする

上記の様に、将来の事を考えて【昔からのお墓(または、一度も納骨していないお墓)をやめる】決断をする方もいらっしゃいます。

納骨されていた遺骨(または、手元にある遺骨)は、遺骨ダイヤモンド以外に、永代供養の合葬墓などを選択される場合も多いです。

今あるお墓をやめる

「今あるお墓をやめる」とは、ご遺骨を取り出して、お墓を更地に戻して霊園管理者へ返すことです。世間一般に【墓じまい】と言われます。ただし、「お墓をやめる ⇒ 取り出した遺骨を別のお墓などに移す」場合は、【改葬(かいそう)】と言います。

※改葬は役所での手続きが必要です

お墓をやめる主な理由は、「お墓の承継者(維持管理する人・墓守)がいない、または将来的にいなくなることが確実」等です。

一般的には、子 ⇒ 孫 ⇒ ひ孫 …と、墓守が続く予定で購入されますが、ご家族の生活状況は急に変化することもあります。必ずしも年齢順に亡くなるとも限りませんし、お墓の近くに家族が住むとも限りません。予定通りに行かない場合は多々あります。

今現在、お墓の事で悩んでいる方も多いのではないでしょうか。少子高齢化が進んでいますので、お墓の承継者問題はこの先さらに大きくなるかもしれませんね。

細かくご説明すると複雑になるので、ここでは省きますが、

  • 現時点でお墓がある・ない
  • お墓の中に遺骨がある・ない
  • お墓をやめる・やめない

など、色々な組み合わせでやるべき手続きも異なります。焦らずにゆっくりとご家族・親族で話し合うことがおすすめです。

まとめ

人それぞれ、生まれ育った環境や信仰している宗教、道徳観、経験など、異なる部分は沢山あります。

親切心からの助言であっても、ご自身の考えや価値観に合うとは限りません。他人からの言葉が気になるのも理解できますが、大切なのは「ご自身が納得できるか?」です。

時代の流れとともに、供養方法や考え方も変化しています。

例えば、昔は人とペットが一緒のお墓に入ることはタブーでしたが、今はペットと一緒に入れるお墓もあります。これも、ある人にとっては嬉しい事でも、ある人にとっては抵抗感がある・反対意見も必ずあるはずです。

お葬式も十数年前と比べると変わりました。数年前までは、1日葬(告別式のみ)という言葉さえありませんでしたが、この1~2年は数多くのご依頼があります。新型コロナの影響が大きいのですが、時代がどう変化するかは本当に誰にも分かりません。

個人的には、選択肢が増える事は良い事だと考えています。でも、新しいモノやサービスが世の中に広く認知されるまでは、反対意見も当然あります。

その中で、ご自身が「良い」と思ったものを選択する。その方があとで後悔が無いと思います。ただし、1人で決断をせずに、ご家族・親族で話し合うことがおすすめです。

世界に1つだけの大切なご遺骨に関することですので、決して焦らずにゆっくりとご検討ください。

お葬式のご依頼・お問い合わせ

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大阪・堺市の葬儀(家族葬・直葬・友人葬・一日葬・生活保護葬)は、葬儀社【新家葬祭(しんけそうさい)】にお任せください。お葬式のご相談・寝台車手配・斎場予約など、24時間365日いつでも専門スタッフが対応いたします。深夜・早朝に関わらずご相談ください。

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お葬式なし・僧侶なし・収骨なし http://www.shinke-sousai.com/subetenashi/ Tue, 03 May 2022 03:21:05 +0000 http://www.shinke-sousai.com/?p=23788

「お葬式なし・僧侶なし・収骨なし」、3つ全て「なし」は珍しい例になりますが、まれにご依頼があります。 内容を具体的にご説明すると、 まず「1.お葬式なし」といっても、火葬は必要ですので、お葬式の内容としては「直葬(火葬の ... ]]>

「お葬式なし・僧侶なし・収骨なし」、3つ全て「なし」は珍しい例になりますが、まれにご依頼があります。

内容を具体的にご説明すると、

まず「1.お葬式なし」といっても、火葬は必要ですので、お葬式の内容としては「直葬(火葬のみ)」になります。一般的に「病院 ⇒ 安置室(またはご自宅)⇒ 火葬場」の流れです。

次に「2.僧侶(お坊さん)なし」は、宗教的な儀式を一切行いません。無宗教葬とも言われます。だだし、誰もが無宗教葬が可能というわけではありません。これについては、後でご説明します。

最後に「3.収骨なし」は、故人様の「遺骨を収骨しない」ということです。遺骨の供養を火葬場(市町村)にお任せします。ただし、どの火葬場でも可能かどうか?は事前に調べる必要があります。ご希望の場合は、当社スタッフがお調べします。

「お葬式なし・僧侶なし・収骨なし」は、お葬式の1つのパターンです。そして、お葬式の細かな内容はご家族(喪主)様ごとに異なります。

  • 直葬だけど、僧侶の読経・戒名は頂きたい
  • お葬式はきちんとしたいけど、僧侶は必要ない
  • 故人の遺志でお葬式は必要ないけれど、遺骨はお墓に納めたい

実際のお葬式は、ご家族様の希望や状況に応じて、必要な項目を組み合わせて決定します。

できる限りご希望に添うお葬式プランをご提案いたしますが、もしお時間がありましたら事前相談をご利用ください。

お葬式はいろいろなパターンがある

一般的な仏式のお葬式は、「お葬式あり・僧侶あり・収骨あり」になります。

そして、【お葬式・僧侶・収骨】3つそれぞれ「あり・なし」の組み合わせもあります。

パターン1パターン2パターン3
お葬式ありありなし
僧侶ありなしなし
収骨なしありあり

上記表以外の組み合わせもあります。

もっと細かな部分も含めると「葬儀式場(どこでお葬式をするか?)・火葬場・お料理・返礼品・僧侶紹介…」なども、ご家族様ごとに何を選ばれるかが異なります。いろいろな組み合わせで、お葬式の内容が決まります。

また、お葬式は必ずしもご希望通りの日程で行えるとはかぎりません。最も影響がある要素は「火葬場の空き状況」です。火葬場の予約が確定できなければ、葬儀日程も決まりません。

火葬場の予約日を「告別式・火葬」とし、その前日を「お通夜」。逆算する様に葬儀日程が決まります。最短日程(死亡日にお通夜・翌日の告別式)をご希望の場合でも、火葬場の予約が取れなければ不可能な場合があります。

MEMO

何か事情があって「お葬式の日程を延ばしたい」場合、数日程度であれば調整可能です。

「お葬式なし=直葬(火葬のみ)」は、お寺や親族から反対される可能性もあります

どの様なお葬式を選択されるかは、基本的にご家族(喪主)様の自由です。

ただし実際には、寺院との関係(菩提寺と檀家)・親戚との関係など、無視できない事情がお一人おひとり多少はあると思います。

さらに、「故人とご自身(喪主)が遺族の中でどのような立場であるか?」も時にはお葬式内容を左右します。

おじ・おばからの反対

例えば、父親が亡くなり、長男である自分が喪主になったとします。父親は本家筋の長男で、弟妹(自分からするとおじおば)がいます。
もし、父親が生前に「自分の葬儀は直葬(火葬のみ)でいい」と言葉を残し、それを実行しようとしたとしても、父親の弟妹から「そんなお葬式はダメ!」と猛烈に反対されることもあります。
※実際に直葬から通常のお葬式へ変更になったケースもあります。

ご自身(喪主)がご遺族の中で最年長者であれば、個人的な意見を通すことも可能かもしれませんが、他に年配者がいらっしゃる場合は、何かと意見が出ることもあります。もちろん、反対意見だけでなく、経験からのアドバイスもありますので、素直に耳を傾ける事も大切だと思います。

故人様への想いは人それぞれです。でも、共通部分として「きちんと見送ってあげたい」と多くの人が思っているはずです。決して「豪華に、華やかに」という意味ではなく、「きちんとお別れの場・時間を取りたい」という事です。

その点を考えると、「病院 ⇒ 安置室(またはご自宅)⇒ 火葬場」の流れである直葬は、【あまりにも寂しい ⇒ 反対!】となるお気持ちも理解できます。

「お葬式なし=直葬」を選択される場合は、他のご家族・親族へ事情や理由をしっかりご説明した方が良いかもしれません。お葬式をきっかけに親族間での関係性が悪くなることは避けたいですね。

「僧侶(お坊さん)なし」は誰でも可能ではありません

「僧侶・読経・戒名は必要ない」と言われる方もいらっしゃいます。いわゆる無宗教のお葬式(無宗教葬)です。

しかし、【寺院墓地(お寺の中にお墓がある)をお持ちの方】は注意が必要です。

寺院墓地にあるお墓への納骨は、基本的に【その寺院の僧侶に、読経・戒名をいただく事が納骨条件】になります。つまり、そのお寺の僧侶を無視してお葬式を済ませると、納骨ができない可能性があります。

どうしても無宗教葬で行いたい事情を説明し承諾を得られれば、無宗教葬も可能かもしれませんが、最低でも「戒名(法名)」が必要(もちろん費用がかかります)になると思います。

反対に、寺院墓地を利用していない・特定の寺院とお付き合いが無い場合は、「僧侶なし」のお葬式は可能です。

MEMO

最近の寺院墓地は「宗教不問(誰でも利用可能)」の場合もあります。その場合は、「僧侶なし」のお葬式でも大丈夫かもしれません。

参考:僧侶ご紹介

ご希望の場合は、当社から僧侶(お坊さん)のご紹介も可能です。御布施の金額も定額です。

  • 家族葬(お通夜・告別式):15万円
  • 1日葬(告別式のみ):10万円
  • 直葬(火葬のみ):3万円~

※対応宗派:浄土真宗・真言宗・日蓮宗など、主要な宗派であれば対応可能です。

「収骨なし」が可能か?は、火葬場(市町村)によります

当社では大阪府内の数か所の火葬場で「収骨なし」を経験していますが、大阪府内すべての火葬場で「収骨なし」を経験していませんので、事前に確認をしてみないと可能かどうかが分かりません。火葬場の規則・手続きも市町村によって異なります。

基本的には、大阪府(関西地域)での収骨は【部分収骨(足元からお顔にかけて少しずつ取る)】です。残った遺骨は市町村で供養してくれます。

各市町村の供養方法:市町村が運営する公営の納骨堂や合葬墓、または提携寺院などで遺骨を供養してくれます。

そのため、部分収骨の地域では、もし遺族が「遺骨は全ていりません」と希望すれば対応可能だと思います。絶対ではありませが、「収骨なし」は大阪府内のどの火葬場でも大丈夫かもしれません。

一方、【全収骨(すべての遺骨を取る)】の慣習がある地域では、遺族が全ての遺骨を持ち帰る前提なので、もしかすると「収骨なし」が不可能かもしれません。

ご希望の場合は、お葬式を依頼した葬儀社さんにご相談ください。理想のタイミングは、事前相談またはお葬式をご依頼した時点です。遅くとも、火葬日前日までに相談をしましょう。

MEMO

ほとんどの火葬場は公営です。各市町村が運営しています。当社がある大阪府堺市の火葬場は「堺市立斎場」です。

まずは事前相談で、お葬式全体の80%程度把握すれば十分です

  • こんなお葬式が希望だけど可能かな?
  • 総額いくら必要なんだろう?
  • お葬式後の相続にも悩んでいる

考えれば考えるほど、新しい悩みが出てくることも多いと思います。

実際、お葬式に関する悩みを解決する最短方法は、地元の葬儀社さんへの相談です。「地元=お葬式を行う予定の市町村(またはその周辺地域)にある葬儀社さん」です。

人によっては、事前相談の利用は少し勇気が必要かもしれませんが、思い切って相談してみてはいかかでしょうか。相談したからといって、その葬儀社さんに決定ではありませんし、「ちょっと話を聞いてみよう」程度に考えましょう。きっと、モヤモヤが消えて気持ちが軽くなるはずです。親切で優しい葬儀社さんはたくさんあります。

ただ、事前相談の注意点として、しつこい勧誘(会員入会や積立金加入)があった場合は、その葬儀社さんは避けた方が良いと思います。「一度持ち帰ります。家族と相談します。」と言って断ることがおすすめです。

そして、事前相談では最初から100%解決を目指さなくても大丈夫です。

当社では、基本部分はしっかりとお伝えし、最初はお葬式全体の80~90%程度を把握していただければ十分と考えています。残り10%は、葬儀日程やお料理の数など、その時の状況で変化する部分です。

先ほどもご説明しましたが、お葬式は必ずしもご希望通りの日程で行えるとは限りません。同様に、ご親戚が来る・来れない等、予定が変わることは多々あります。

MEMO

お葬式は地域ごとの慣習であったり、商品や火葬料金などの金額が異なることも多いです。インターネットで情報を集めても、その情報がお葬式を行う地域に合わなければ、あまり意味がありません。

まとめ

一言にお葬式と言っても、その内容は様々です。

  • 家族葬・一般葬・1日葬(告別式のみ)・直葬(火葬のみ)
  • 宗教で分けると、仏式・神式・創価学会・無宗教など
  • 収骨あり・収骨なし

上記の他にも、葬儀式場・火葬場・お料理・返礼品など細かな部分がたくさんあり、その組み合わせでお葬式の内容が決まります。もちろん、葬儀社側から1つ1つ必要項目の確認とアドバイスをいたしますので、ご家族様は詳しく決めておく必要はありません。

もし、ご家族様が事前に決めて(確認して)おいた方が良い項目とすれば

  • どんなお葬式が良いか?(家族葬・1日葬・直葬など)
  • 菩提寺(お付き合いのある寺院)の名前と電話番号
  • 親族のどの範囲までお声掛けをするか?

上記について、ざっくりと決めておく程度で大丈夫です。

もし、何か複雑な事情や悩み事がある場合は、地元の葬儀社さんへ事前に相談された方が、もしもの時の流れがスムーズだと思います。

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大阪・堺市の葬儀(家族葬・直葬・友人葬・一日葬・生活保護葬)は、葬儀社【新家葬祭(しんけそうさい)】にお任せください。お葬式のご相談・寝台車手配・斎場予約など、24時間365日いつでも専門スタッフが対応いたします。深夜・早朝に関わらずご相談ください。

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電話番号: 072-234-2972 【24時間365日受付】

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お葬式の積立金は必要?不要? http://www.shinke-sousai.com/hitsuyofuyo/ Sat, 30 Apr 2022 04:53:44 +0000 http://www.shinke-sousai.com/?p=23782

お葬式費用のために【生前に毎月数千円程度を積立てる】そんな制度をご存知の方も多いと思います。 お知り合いや、親御さんが積立をされている方もいらっしゃるのではないでしょうか?一般的に、大手葬儀社さんが積立金制度を採用してい ... ]]>

お葬式費用のために【生前に毎月数千円程度を積立てる】そんな制度をご存知の方も多いと思います。

お知り合いや、親御さんが積立をされている方もいらっしゃるのではないでしょうか?一般的に、大手葬儀社さんが積立金制度を採用している場合が多いです。

まず結論から言えば、お葬式費用を貯めるために葬儀社の積立金は必要ないと思います。

特定の葬儀社へ積立金で葬儀費用を貯めなくても、適正価格で親切な葬儀社さんは探せばたくさんあります。近年主流である小規模のお葬式(家族葬)であれば、大きくて豪華な葬儀式場も必要ありません。ご自宅でも可能です。葬儀費用を貯めるのは、ご自身の金融口座で大丈夫です。

そして、積立金のよくある問題点は【追加費用の発生】です。積立金をご利用・既にご利用中の方は、ご家族と相談し、必ず総額見積りを取ることをおすすめします。

お葬式を執り行うのは、残されたご家族

ご自身のお葬式のためにと積立金に加入したとしても、実際にお葬式を執り行うのは残されたご家族です。加えて、世の中の状況やご家族の状況(住居や収入など)も年々変わります。

特定の葬儀社への積立ではなく、その時の状況に応じて残されたご家族が自由に葬儀社(お葬式の内容)を選べる方が都合が良いと思います。

ただ、絶対に特定の葬儀社さん(積立金制度がある葬儀社さん)へお葬式を依頼すると決めているのであれば、メリットもあるのかも知れません。しかし、そうでなければじっくりと考えた方が良いと思います。

また、既に積立金を開始している方は、もう一度契約内容の確認と、最低でもお葬式費用の総額見積りを取ることがおすすめです。

基本的に、積立金は葬儀費用の一部だけなので、追加費用の発生する可能性が高いです。

  • これから、積立金の加入を検討
  • すでに、積立金に加入している

どちらの場合でも、実際にお葬式を執り行うご家族へは必ず相談・連絡をしましょう。

しっかりと契約内容を確かめましょう

積立金制度が必ずしも悪いわけではありません。納得のいくサービス内容・金額であれば、もちろん契約されても良いと思います。

【サービス内容 と お葬式費用の総額】

この2つのバランスを考え、納得できるポイントは人それぞれです。仮に追加費用が発生して、総額が150万円、200万円と高額だったとしても、その人が満足のできる内容であれば問題はありません。

一方で、問題なのは

  • 積立金をしていれば、葬儀費用が安く済む
  • 積立金だけで、お葬式は大丈夫

と誤解(?)をしている方が時々いらっしゃる事です。

繰り返しになりますが、積立金は基本的に「お葬式費用の一部」です。積立金だけではお葬式費用のすべてをカバーできません。

積立金だけでお葬式はできない?

積立金は「1口:24万円」の場合が多いと思います。毎月数千円ずつを24万円になるまで積立てます。

では、24万円で一般的なお葬式を行えるか?と言えば、難しいです。契約先の葬儀社さんがどの様なプランを提案するのかは分かりませんが、世間一般的にイメージされるお葬式は難しいです。

例えば、近年最もご依頼が多い家族葬。家族葬と聞いて、どんなお葬式をイメージしますか?

  • 家族・親族だけでのお葬式
  • ちょうど良い広さの葬儀式場
  • コンパクトで可愛い生花祭壇
  • 標準的なお料理や返礼品

きっと上記のようなお葬式をイメージされると思います。

もちろん、家族葬といっても豪華な花祭壇を希望される方もいますし、お料理だけでも少し良いものを選ばれる方もいます。重要視するポイントはご家族によって異なります。

ただし、上記の様な標準的な家族葬を24万円で行うことは、不可能だと思います。お料理や返礼品の費用も人数によって変化しますし、僧侶(お坊さん)への御布施も必要な場合があります。

24万円あれば直葬(火葬のみ)は可能?積立金には使用条件がある?

積立金が24万円分あるなら、標準的な家族葬は無理でも、直葬(火葬のみ)のお葬式は可能では?

と思われる方も当然いらっしゃるはずです。確かに直葬(火葬のみ)であれば、総額20万円前後で可能です。

しかし、積立金には使用条件として「祭壇プラン◯◯万円以上をご利用の場合」と定められている事もあるようです。

仮に「祭壇プラン60万円以上をご利用の場合」という条件であれば、積立金24万円を使うために最低でも60万円のプランを選ばないといけません。つまり、24万円の積立金だけを使って直葬プランを依頼できないということです。

MEMO

葬儀社によっては、積立金24万円で直葬(火葬のみ)が可能な場合もあるかもしれませんので、事前に確認しましょう。

積立金は「葬儀費用の一部」、追加費用の確認が必要

例えば、積立金の使用条件が「祭壇プラン60万円以上をご利用の場合」とあれば、積立金24万円を使用するためには、60万円-24万円=36万円を追加で最低限支払う必要があります。

結局、積立金は

プラン60万円の内、先に24万円を支払っただけ

になります。よく「積立金は葬儀費用の一部」と言われるのはこの為です。

そして、祭壇プランにはお料理や返礼品などの変動費は含まれていないはずですので、総額費用はさらに高くなります。一般的には、積立金制度がある大手葬儀社さんは、葬儀費用が高額になる可能性が高いです。

MEMO

お客様から聞いた話では、ある大手葬儀社に直葬の見積りをお願いしたら「35万円~」と言われたそうです。しかし、その直葬プランに積立金を使用できるかは不明です。

ご家族で話し合う・意見を聞くことも大切です

ご自身が「あの葬儀社の積立金に加入しよう」と考えても、実際にお葬式を執り行うのは残されたご家族です。

積立金は基本的に長期間続きます。そして、その間に世の中の状況も変化しますし、ご家族・親族の状況も変化します。

特定の葬儀社に積立金を残すよりも、残されたご家族様がその時の状況に合わせて、自由に葬儀社(お葬式の内容)を決められる方が都合が良い場合が多いはずです。そう考えると、一般的な預貯金が理想だと思います。

もし、どうしても特定の葬儀社の積立金制度を利用したい場合は、一度ご家族(配偶者や子)と相談することがおすすめです。そうすることで、冷静な判断やご家族の意見・気持ちを聞くこともできますので、とても大切な事だと思います。

既に加入済みの方も、必ずご家族に「積立金に加入している」ことを伝えて、一度話し合ってみてはいかがでしょうか。

積立金に加入済みの方は、必ず「総額見積り」を取りましょう

お葬式を全て終えた後で「高い!」と思っても取り返しはつきません。既に積立金に加入されている方は、お葬式を行う前に「総額見積り」を必ず取りましょう。

そして、

  • 本当に、見積以外で追加費用が発生しないか?
  • 発生するとすれば、どういった場合か?

を必ず質問しましょう。

積立金に加入された方は、「積立金をしていれば、自分の葬儀費用で家族に迷惑をかけなくて済む」そんな想いで加入された方も多いはずです。

でも、実際には「積立金だけでお葬式は大丈夫」というのは間違いです。忘れてはいけないポイントは「積立金は葬儀費用の一部」という事です。

残されたご家族が、高額な追加費用を支払うことにならないように、加入済みの方は総額見積りを必ず取りましょう。

納得ができない場合は解約をしましょう

  • 総額見積りを出してくれない
  • 説明があいまい
  • 想像以上に高額だった

などの場合は、解約をおすすめします。

解約をする場合は、解約金(※)を取られる可能性もありますが、詳細な総額見積りを出してくれない場合は迷わずに解約した方が安全です。

例えば、24万円の積立金がある場合で、解約金36,000円(15%計算)を引かれたとしても、約20万円は手元に残ります。詳しい総額見積りを出してくれる他の葬儀社さんを探しましょう。

解約金を補填してくれる?

【解約金を補填します】という葬儀社さんも最近あるようですが、少し注意が必要かもしれません。
積立をしていた葬儀社から乗り換えてくれたら、解約金(マイナス分)を補填するというサービスですが、もし補填の条件が「祭壇プラン◯◯万円以上をご利用の場合」と高額であれば、結局は前の葬儀社と同じ様な額を支払うことになります。

「条件:◯◯万円」の部分が、60万円 ⇒ 50万円に下がればお得かも知れませんが、それも内容によります。

MEMO

※解約金は約15%~20%程度が多いようです。

解約金が勿体ない(損をする)という考えは捨てましょう

「解約金を取られるのが勿体ないから」と、そのまま葬儀を依頼して「やっぱり止めておけば良かった…」というお話は実際お聞きしたことがあります。追加で100~150万円支払った方もいらっしゃいます。単純に積立金と合計すると、124万円~174万円程になります。

どの様な内容で、そもそもご家族が希望したプランなのか?は分かりかねますが、小規模のお葬式を希望していたのであれば高額だと言えます。

解約金が勿体ないと考えるお気持ちはわかります。ただ、高額な追加費用が発生する可能性も考慮しましょう。解約金分を損したとしても、他の葬儀社さんへ依頼した方が「お支払い総額」でかなり低価格になる場合も多いと思います。

お葬式費用は【総額】が大切です

先ほどご説明したように、積立金24万円を解約して解約金(15%)を引かれたとしても、手元には約20万円残ります。他の葬儀社で総額50万円で家族葬が可能であれば、あと30万円をプラスすれば済みます。

お葬式費用は【総額】が大切です。

  • 積立金+追加費用で、総額100万円以上
  • 解約金は損するけど、他の葬儀社に依頼して総額50万円

上記のどちらが残されたご家族様に適しているか?を考えましょう。

小さな家族葬が希望なのに100万円以上であれば高額だと思いますし、小規模のお葬式(家族葬)であれば、総額50万円で十分可能だと思います。

お葬式費用の準備は、金融機関への預貯金で大丈夫です

お葬式費用は「ご自身の金融口座に貯める」で良いと思います。

ただし、そうお伝えすると

自分が亡くなったら、口座が凍結されて、家族が葬儀費用が払えないのでは?

と考える方もいらっしゃいますが、口座名義人が死亡しても自動的に凍結はされません。

ご家族が窓口で話してしまったり、金融機関の職員さんが葬儀案内板か何かで名義人の死亡を知ってしまった場合などに凍結されます。意外とアナログなんです。

たとえ凍結されたとしても、相続手続きを済ませれば凍結は解除されますし、葬儀社側も支払いを待ってくれると思います。また、死亡保険金などでの支払いを考えている場合でも、葬儀社は対応してくれるはずです。

「葬儀費用は葬儀後すぐに支払い」と思っている人も多いですが、その様な葬儀社さんは少数派だと思います。

当社の場合、基本的に1週間前後(事情がある場合は、数週間~1か月)でのお支払いをお願いしています。

MEMO

「役所へ死亡届を提出すると、口座が凍結される」という話も噂話です。そんな事はありません。

まとめ

お葬式費用の準備に「葬儀社への積立金」は基本的に不要です。もし、特定の葬儀社の積立金制度を利用する場合は、きちんと内容を確認する、そして【ご家族と一度話し合う】ことがおすすめです。

契約者の中には「積立金をしていれば、残る家族に迷惑がかからない」と思って加入している方も多くいらっしゃいますが、積立金は葬儀費用の一部です。残されたご家族が追加費用を支払う可能性も十分にあります。

また、契約時に「積立金で葬儀費用は大丈夫」と営業の人に言われたというお話も時々耳にしますが、もし本当にそのような発言があったのなら疑問に思います。

もちろん、積立金をすることで何かのサービスが割引になるメリットもあると思いますが、それが本当に残されたご家族にとって、希望のお葬式内容なのか?必要なモノなのか?の判断が必要です。

  • これから積立金の利用を考えている方は、じっくりと内容を確認しましょう。
  • 既に加入済みの方は、追加費用が発生しないか?を確認しましょう。
  • サービス内容に納得ができない、希望のお葬式を低価格で依頼できる葬儀社を見つけた等の場合は、解約をしましょう。

積立金が不要で、適正価格でご希望に合ったお葬式を提供してくれる葬儀社さんはたくさんあります。

お葬式のご依頼・お問い合わせ

お葬式のご依頼・ご相談・お問い合わせ

大阪・堺市の葬儀(家族葬・直葬・友人葬・一日葬・生活保護葬)は、葬儀社【新家葬祭(しんけそうさい)】にお任せください。お葬式のご相談・寝台車手配・斎場予約など、24時間365日いつでも専門スタッフが対応いたします。深夜・早朝に関わらずご相談ください。

新家葬祭
オフィス/お葬式相談室:〒599-8232 大阪府堺市中区新家町541-12
電話番号: 072-234-2972 【24時間365日受付】

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墓じまい+海洋散骨 http://www.shinke-sousai.com/hakajimaisankotsu/ Sun, 24 Apr 2022 06:37:40 +0000 http://www.shinke-sousai.com/?p=23774

今すぐではないけれど、将来的に「先祖代々のお墓をどうしよう?」とお悩みの方も少なくないと思います。 先日、ある女性(Aさん)が海洋散骨のご相談で来店されました。詳しく話をお聞きすると ご家族で話し合って、完全にお墓をやめ ... ]]>

今すぐではないけれど、将来的に「先祖代々のお墓をどうしよう?」とお悩みの方も少なくないと思います。

先日、ある女性(Aさん)が海洋散骨のご相談で来店されました。詳しく話をお聞きすると

既に【墓じまい】は石材店さんに依頼済みなんですけど、あとは(納骨されていた)遺骨を【海洋散骨】しようと思っています。

ご家族で話し合って、完全にお墓をやめる決断をしたようです。

お墓の承継者(お墓を守る人)が誰もいない、いなくなる。少子高齢化・核家族化が進む現代では、先祖代々のお墓をご家族で維持管理するのは、ますます難しくなってくると思います。昔の様に「長男がお墓を守る」とは言い切れない時代です。

  • 今あるお墓は不便だから、新しい場所にお墓を購入したい
  • お墓はもう必要ないから、永代供養の合祀墓などに変更したい
  • をやめて、遺骨を海洋散骨したい

色々な選択肢があります。

ただ、お墓は決して個人だけのものではありません。「譲り渡す側(親)・受け継ぐ側(子)」お互いの事や将来の事も含めて、ご家族・親族が納得のできる方法をゆっくりと考えることがおすすめです。

今回は、【改葬・墓じまい】のお話と、最後に【海洋散骨】について簡単にお話したいと思います。

このページでの情報は、一般的な内容になります。詳細につきましては、各霊園や市町村にご相談ください。

改葬(かいそう)はお墓・遺骨の引越し

「改葬って何?聞き覚えのない言葉…」と思われた方もいらっしゃると思います。

まず最初に、改葬とは

今あるお墓をやめて、遺骨を新しい場所(お墓・納骨堂など)に移す

ことを言います。

簡単に言えば「お墓の引越し」です。そして、改葬は【※遺骨の移動】も含みます。

墓地、埋葬等に関する法律(墓埋法)第2条第3項
「改葬」とは、埋葬した死体を他の墳墓に移し、又は埋蔵し、若しくは収蔵した焼骨を、他の墳墓又は納骨堂に移すことをいう。
※「墳墓」とは、死体を埋葬し、又は焼骨を埋蔵する施設をいう。

改葬と墓じまいは違う?

「改葬と墓じまい」は、厳密には違います。

でも、世間一般的には同じ意味合いで使われていると思いますし、墓じまいの方が聞き覚えのある人が圧倒的に多いはずです。言葉的にも【墓じまい=墓をしまう(仕舞う・終う)】でイメージしやすいです。

2つの違いは

  • 改葬:今あるお墓を管理者へ返して、遺骨を新しいお墓へ移す
  • 墓じまい:今あるお墓をやめる(更地に戻して霊園管理者へ返す)

「改葬」はお墓の引越し(※遺骨の移動も含む)作業全体のことで、「墓じまい」は今あるお墓を更地に戻して(遺骨を取り出して)管理者へ返すことです。

【改葬=墓じまい+遺骨を新しいお墓へ移す】つまり、改葬作業の一部分が墓じまいと考えると分かりやすいと思います。

冒頭のAさんの場合、「今あるお墓をやめる(遺骨を取り出す) ⇒ 遺骨を海洋散骨する」。これは、遺骨を新しいお墓などに移さないので、改葬ではなく「墓じまい」になります。

実際には、厳密な言葉の違いは気にすることは無いと思います。いずれにしても、今あるお墓をやめると、既に納骨されている遺骨はどこかに納骨する(または海洋散骨する等)必要がありますので、どの様に供養をするかを考えましょう。

MEMO

一度も納骨していないお墓をやめる(霊園に返す)場合は、遺骨の移動を含まないので改葬ではなく「墓じまい」です。

改葬件数は年々増加

厚生労働省の「衛生行政報告例」によると、改葬件数は

  • 2009年:約7万2,000件
  • 2018年:約11万5,000件

約10年間でかなり増加傾向にあります。改葬を行うには市町村(役所)での手続きが必要ですので、正確な数値だと思います。

「改葬=今あるお墓をやめる」と聞くと、少しマイナスな印象を持たれるかもしれません。もちろん、承継者がいない(いなくなる)ことを理由に合祀墓(多くの人を一緒に祀るお墓)などへ改葬する場合もありますが、改葬件数のすべてが個別のお墓自体を止めているわけではありません。

ご家族にとって、今より立地や都合が良い場所に新しく個別のお墓を購入して供養を続ける場合も含まれています。

改葬を行うには、役所へ「改葬許可申請書の提出」が必要

改葬を行うためには、役所へ「改葬許可申請書の提出」が必要です。ご家族と霊園だけののやり取りで自由に改葬はできません。改葬許可申請書は市町村のホームページまたは窓口で入手できます。

改葬許可申請書に必要事項(故人の氏名・死亡日・火葬日・申請者の続柄など)を記入し、

  • 今あるお墓の管理者
  • 新しいお墓の管理者

両方の署名捺印をもらい、今あるお墓の所在地を管轄する市町村に改葬許可申請書を提出します。

受理されると「改葬許可証」が発行され、改葬作業が可能になります。様々なケースがあるので、詳細は役所へご相談ください。

改葬という言葉を忘れてしまっても、「墓じまいの手続きがしたいのですが」「お墓の引越しの事で」と言えばきっと職員さんには伝わると思います。

MEMO

同じ霊園内の施設(永代供養墓・合祀墓など)へ遺骨を移す場合は、基本的に改葬許可書は不要です。

改葬に該当しない場合は、「遺骨引渡証明書」をもらう

もう一度、改葬の定義をご説明すると、

墓地、埋葬等に関する法律(墓埋法)
「改葬」とは、埋葬した死体を他の墳墓に移し、又は埋蔵し、若しくは収蔵した焼骨を、他の墳墓又は納骨堂に移すことをいう。
※「墳墓」とは、死体を埋葬し、又は焼骨を埋蔵する施設をいう。

お墓などに納めていた遺骨を他のお墓などに移す場合、改葬に該当します。

ただし、冒頭のAさんの様に、墓じまいをした後に納骨されていた遺骨を別の場所に「移さない」場合は改葬に該当しません。

例えば、取り出した遺骨を

  • 海洋散骨する
  • 遺骨ダイヤモンドに加工する
  • 手元供養(自宅で祀る)

などの場合は、遺骨を新しい場所に「納骨しない」ので改葬に該当しません。そのため、役所での改葬手続きは不要です。

しかし注意点として、遺骨と故人様との関係【この遺骨は◯◯の遺骨である】を明確にしておかないと後々トラブルの原因にもなります。そのため、今あるお墓の管理者に「遺骨引渡証明書」に署名捺印をしてもらう必要があります。

この書類は「すぐには納骨しないけれど、将来的にどこかのお墓に納骨する。または海洋散骨する」などの際にも必要となります。用紙は改葬許可申請書と同様、市区町村の役所で入手できると思いますので、一度役所へお問い合わせください。

お墓は「更地」に戻して、管理者に返す必要があります

改葬をする場合、【今あるお墓(墓石)は霊園が処分してくれる】と思っている方もいらっしゃいますが、それは違います。

基本的にお墓は

お墓を建てる場所を霊園(管理者)から借りて、使用者がお墓(墓石)を建てている状態

になります。つまり、お墓を建てた土地の所有権は霊園側にあります。

そのため、お墓をやめる(改葬・墓じまいをする)場合は、使用者(お墓の名義人・家族など)が更地に戻して管理者に返す必要があります。そして、墓石撤去に必要な費用は、使用者の負担になります。賃貸住宅でお引越しをする場合に、お部屋を元の状態に戻すのと同じ感じです。

更地に戻す作業は、どの石材店に依頼をしても大丈夫だと思います。また、新しい移転先の霊園に相談すれば石材店を紹介してくれるかもしれません。

注意

自由に石材店を選べる霊園も多いですが、石材店が指定されている場合もありますのでご注意ください。

改葬(墓じまい)の相談は、新しい移転先の霊園へ

先ほどご説明したように、お墓の改葬は自由にはできません。役所での手続きが必要ですし、新旧の霊園管理者の署名捺印が必要ですので、想像より大変かもしれません。

  • 今あるお墓の管理者の許可
  • 新しいお墓の管理者の許可
  • 今あるお墓の市町村(役所)の許可

また、今あるお墓に「何体分の遺骨が埋葬されているか?」でもお墓選びは変わってきます。

例えば、今あるお墓に3人分の遺骨が埋葬されている場合、新しい移転先も3人分の遺骨が受入可能か?の確認が必要です。時々広告を見ると、「永代供養付き・夫婦2人分」と人数制限があるお墓もありますので、移転先を選ぶ際には注意しましょう。

まず、改葬(墓じまい)を検討・お困りの場合は、新しい移転先(候補)の霊園へのご相談がおすすめです。

霊園の運営者は、改葬とその関連手続きについて詳しいはずですし、状況に応じて適切なアドバイスをしてくれると思います。もしかすると役所手続きも代行してくれるかもしれません。

注意

霊園・納骨堂によっては、改葬での遺骨受入が不可の場所もあるようですので、必ず事前に確認しましょう。

新しい移転先(候補)を探す場合は、必ず現地確認をしましょう

今はインターネットで調べれば、たくさんの霊園や納骨堂が見つかります。まずは、ご希望の地域で検索をしてみましょう。

検索キーワード(参考)
  • ◯◯(地域名) お墓
  • ◯◯(地域名) 納骨堂
  • ◯◯(地域名) お墓 永代供養

※【地域名】:最初は、大阪市・堺市など広範囲での検索が良いと思います。

候補となる霊園や納骨堂が見つかった場合は、必ず現地確認がおすすめです。最寄駅や駐車場、周辺環境と合わせてチェックをしましょう。時々、霊園完成前に利用者の募集を開始している場合もありますので、気になる点は必ず質問しましょう。

そして、最も大切なのは費用面です。

今は承継者(お墓を守る人)がいなくなっても安心な「永代供養サービス付き」のお墓や納骨堂が人気です。しかし、永代供養と言っても、その内容が異なるケースが多いので、追加費用や年間管理費など後になって発生する費用の有無は必ず確認しましょう。

寺院墓地のご利用には「利用条件」に注意が必要です

お墓や納骨堂の運営者は、大きく分けて「公営・民営・宗教法人」の3つです。この中で、宗教法人(お寺)が運営している霊園を利用する際には少し注意が必要です。

お寺が運営する霊園(寺院墓地)を利用するには、基本的に「そのお寺の檀家(だんか)になる」ことが条件になります。その点を忘れずに、必ず利用条件や費用を確認しましょう。

また、浄土真宗のお寺だと浄土真宗の信徒、真言宗のお寺だと真言宗の信徒のように、各宗派の信徒が利用することが一般的ですが、この点においても最近の寺院墓地では、宗教不問(どんな宗教でもOK)の場合もあります。

最近できた新しい寺院墓地ほど、利用条件や利用者の制限が厳しくないと思います。お墓・納骨堂は長年続くことですので、特定のお寺と関係を持ちたくない場合は、寺院墓地は避けることがおすすめです。

MEMO

比較的新しい寺院墓地では「檀家にならなくてもOK」・「宗教不問(どんな宗教でもOK)」という事も多いです。

永代供養サービスの「内容」を確認する

近年利用者が増えているのが、【永代供養付き】のお墓・納骨堂です。永代供養は、もし将来的に承継者(お墓を守る人)がいなくなった場合でも、その霊園が続く限り供養をしてくれるサービスです。

今あるお墓を改葬する、新しくお墓を購入する。その予定の方は、きっと永代供養付きを希望されている方が多いと思います。

永代供養付きだと

  • 永代供養だから年間管理費は必要ない
  • だから永久に供養してくれる

など、「これで将来は安心!」と思うかもしれません。しかし、霊園によってサービス内容(費用)が異なるケースも多いので注意が必要です。

実際は

  • 永代供養サービスの費用は別途必要
  • 永代供養の期間は◯◯年間
  • 永代供養は◯人分まで

「永代供養付き」と言っても色々あるようです。年々新しい霊園や納骨堂が誕生していて、一概にはご説明ができません。

私たち葬儀社スタッフも、近くの霊園の広告やホームページを時々見ますが把握しきれません。そのため、必ず現地で霊園スタッフに直接詳しく説明を聞くのがおすすめです。

改葬についての簡単なまとめ

改葬を行うには

  • 役所での書類手続きが必要
  • 新旧のお墓・納骨堂から署名捺印をもらう必要がある
  • お墓は更地に戻して管理者に返す(石材店に依頼)

何かお困りの場合は、まずは新しい移転先(候補先)の霊園にご相談されるのが良いかもしれません。状況に応じて適切なアドバイスをいただけると思います。

また、納骨していた遺骨を海洋散骨する場合(他のお墓に遺骨を移さない場合)は、改葬に該当しません。

ただし、遺骨と故人様との関係【この遺骨は◯◯の遺骨である】を明確にしておくために、納骨していたお墓の管理者に「遺骨引渡証明書」を発行してもらいましょう。

海洋散骨について

最後に海洋散骨について簡単にご説明します。

まず注意点として、すべての遺骨を海洋散骨してしまうと、お墓のような供養のシンボルとなる対象物がない状態になります。お墓(お墓の中に遺骨がある)を心の拠り所にしている人もいます。

  • お墓は必要ない
  • 無宗教なので、宗教的な供養は必要ない
  • 故人の希望なので散骨に納得している

という方に、海洋散骨は適しているのかもしれません。

いずれにしても、大切なご遺骨に関することですので、ご家族・親戚でゆっくりとご検討されることをおすすめします。

遺骨のパウダー加工や洗浄が必要です

海洋散骨をするためには、遺骨の「パウダー加工」が必要です。非常に細かな粒子状にする加工です。

また、お墓から取り出した遺骨を海洋散骨する場合は、「遺骨の洗浄」が必要になる場合があります。その理由は、お墓(特に古いお墓)によっては、遺骨を風呂敷に包んだ状態で納骨しているために土やカビ等の汚れが付着している可能性があるからです。

お葬式・収骨を終えたばかりで、お手元に遺骨が骨壺に収められた状態であれば基本的に問題はありませんが、【墓じまい(遺骨を取り出す) ⇒ 海洋散骨する】場合には、遺骨の洗浄が必要になる可能性が高いです。

海洋散骨の費用

海洋散骨の費用はご希望によって異なります。

  • どこの海に散骨するか?
  • 何人分の遺骨を散骨するか?
  • 委託散骨(業者へ任せる)か?家族で船を貸し切って散骨するか?

などで費用は変化しますが、一般的にお墓(墓地・墓石)の購入と比較すると低価格です。詳細をご説明すると長文になりますし、実際の状況によっても異なりますので、ここでは省略します。

参考

大阪湾への散骨の場合は、数万円~20万円ほどになります。

まとめ

今回は「改葬・墓じまい・海洋散骨」についてお話しました。

「墓じまいなんて自分には関係ない」そんな状況の方も当然多いと思いますが、突然ご自身や親族の状況が変化する場合もあります。また、年齢を重ねて価値観が変化する事もあります。今は心配がなくても、将来の事は誰にもわかりません。

少なくとも、このページを最後までご覧になった方は、考える(少し気になる)段階にあると思います。改葬をして、よりご都合が良い場所にお墓(遺骨)を移すのも良いと思いますし、海洋散骨や手元供養も良いと思います。ご自身・ご家族に合った供養の方法をお選びください。

繰り返しになりますが、お墓や遺骨は決して個人だけのものではありません。譲り渡す側(親)・受け継ぐ側(子)の想い、様々な状況、ご自身がどんな立場なのかによっても考えることは1人1人異なるはずです。

焦らずにゆっくりと検討されることをおすすめします。

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