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永代供養って何?

永代供養って何?

お墓や納骨堂の広告で「永代供養」という言葉を見かけた方も多いと思います。

永代供養(えいたいくよう)とは、もしお墓を継ぐ人(承継者)がいなくなった場合に「お墓や納骨堂の運営者である霊園や寺院が永代に渡って供養してくれる」というサービスです。

基本的には、多くの人を一緒に納骨する「合祀」が前提のお墓や納骨堂になります。

従来のお墓は、”承継者がずっと続く” ことが前提のシステムでしたが、核家族化や未婚者の増加など、徐々に時代と合わなくなってきています。

現在、無縁墓(管理者のいないお墓)の増加が社会問題となっており、霊園・市町村も対策を進めています。そんな背景の中、急速に増加しているのが永代供養サービスです。

スタッフ
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次々と新しいサービスが誕生していますので、永代供養をご希望の方は、インターネットや広告などで候補を探し、必ず現地見学もして内容を確認しましょう。

永代供養の形態は主に2種類

「永代供養が希望だけど、お墓・納骨堂…どんな形態があるの?」と思われている方も多いと思います。

現在、一般的な「永代供養サービスの形態」は以下の2種類です。

  1. 最初から「合祀墓」へ遺骨を納骨する
    多くの人を一緒に納骨するお墓です。
    永代供養が前提ですので「永代供養墓」とも言われます。
    【参考費用】数万円程度
  2. 一定期間は個別のお墓や納骨堂に納骨、その後「合祀墓」へ移行する
    個別スペースの期間は13~33年までと設定されている場所が多いです。
    期間中であれば遺骨を取り出せるのがメリットです。
    【参考費用】10~100万円以上

最初から「合祀墓」のご利用が一般的

葬儀社スタッフとしてお葬式前後で色々なご相談を受けますが、永代供養を希望される方は「そもそもお墓は必要ない」という方が多いので、【永代供養を希望=最初から合祀墓を利用】が一般的です。

納骨費用は基本的に数万円程度の場合が多いですが、各霊園ごとに大きく異なりますので、必ず事前にご確認ください。

MEMO

合祀墓は、合葬墓・共同墓・集合墓などともいわれます。

・合祀(ごうし):合わせて祀る
・合葬(がっそう):合わせて埋葬する
このページでは「合祀」で統一しています。

スタッフ
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合祀墓へ納骨した後は、遺骨を取り出すことができません。ご注意ください。

「永代」は、永久・永遠ではありません

永代=永久・永遠ではなく「霊園・寺院が続く限り」という意味です。

また、霊園によっては10年や30年など期間が設定されている場合もあります。

どこで永代供養してくれるの?

「永代供養は知ってるけど、どこに頼めばいいの?」と悩まれている方も多いと思います。

まず、お墓・納骨堂の運営者(経営主体)は「公営・民営・寺院」の3つです。基本的に3つすべてで永代供養サービスを提供していると思います。詳しくは、市町村・各霊園のホームページを確認しましょう。

参考名称:「◯◯市営墓地、◯◯霊園、◯◯メモリアルパーク」など

墓地(運営者)の種類と特徴墓地・納骨堂の種類(運営者)と特徴
MEMO

インターネットで検索する場合は、「お住まいの地域+永代供養(または、合祀墓)」などで検索してください。

永代供養料と永代使用料の違い

「永代供養料」に似た言葉で「永代使用料」があります。2つの違いを簡単にご説明します。

永代供養は先にご説明したようにお墓の運営者が「永代に渡って供養してくれるサービス」です。それに対して支払う費用が【永代供養料】です。

永代使用料は「お墓の土地の使用料」

一方、【永代使用料】とは「お墓の土地を永代に使用する権利」を取得するために支払う費用です。お墓は土地を借りている状態です。

お墓の購入は、正確には「お墓を建てる土地の使用権を購入して、その土地に墓石を建てる」になります。つまり、「お墓の購入費用=永代使用料+墓石代」です。

あくまで、土地の所有者は霊園や寺院です。

新しい永代供養サービスが次々に誕生しています

先ほどご説明した様に、永代供養サービスの基本は

  1. 最初から「合祀墓」へ納骨
  2. 一定期間は個別のお墓や納骨堂、その後「合祀墓」へ移行

になりますが、次々と新しいサービスが誕生しています。

最近では「期限無しの永代供養付きのお墓」もあります。ずっと個別タイプのお墓を利用でき合祀墓へ移行しない、最初の購入費用以外は一切不要というものです。ただし、納骨は4名様まで等の条件はあります。

その他、夫婦限定・樹木葬・ペットも一緒など、多種多様なサービスがあります。ゆっくり検討して、ご希望に合うものを選ぶことが大切です。

お墓や納骨堂を選ぶ際は、まずはご希望を明確に

一言に永代供養といっても内容は様々です。費用を抑えるのであれば、最初から合祀墓が最適ですが、一度納骨してしまうと取り出せないデメリットもあります。

納骨先を迷っているけど、自宅に遺骨を置いておくことに抵抗がある場合は、期間限定で納骨堂を利用する方法も良いと思います。

お墓や納骨堂を選ぶ際に、広告やホームページ等で比較検討しようとしても、分かりにくい部分もあります。そんな場合は、

  • 自宅の近く、車で◯◯分以内
  • 費用は◯◯万円まで
  • 承継者がいなくなったら、合祀で供養してくれる

など、優先順位を決めて候補を絞りましょう。そして、現地へ行って内容を確認する方法が良いと思います。

スタッフ
スタッフ

将来の事も十分に考え、ご自身や家族の希望に合ったものを選ぶことが大切です。

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新家葬祭(しんけそうさい)
〒599-8232 大阪府堺市中区新家町541-12
TEL. 072-234-2972