先日、一心寺さん(大阪市天王寺区)へ納骨に行ってきました。大阪では有名なお寺ですのでご存知の方も多いと思います。弊社にお葬式のご依頼をくださった方の中にも、一心寺さんへ故人様の遺骨を納骨される方も多いです。
今回、午前中に伺いましたが想像よりも人が少なく納骨手続きもスムーズに完了し、受付の方もとても親切で良い感じでした。
一心寺さんでの納骨受付は予約制ではないため、ご都合の良い日に納骨が可能です。ただし注意点として、特別なイベント(法要等)がある日は納骨受付が休止の場合もありますので事前にホームページ等でご確認ください。
今回は一心寺さんでの納骨申込みや行き方(最寄り駅・駐車場)などについて簡単にお伝えしたいと思います。より詳細な点につきましては、一心寺さんのホームページや電話でご確認されることがおすすめです。
納骨手続きの基本的な流れ(混雑する場合があるので時間には余裕をもって行きましょう)
納骨受付時間は9時~16時です(お盆・お彼岸の時は時間拡大あり)。まず境内にある「念佛堂」にて納骨申込書に「故人様の氏名・死亡年月日・戒名、申込者の氏名・住所など」を記入し、受付で申込書・骨壺(骨箱)・埋葬許可証の3つを提出して、受付完了後に費用を支払います。
後でご説明しますが、受付完了後に「法要」が行われますが参加は自由です。
- 9時~16時(お盆・お彼岸の時は時間拡大あり)。
- 申込書に「故人様の氏名、死亡年月日、戒名または法名(※戒名・法名がある場合)、申込者の氏名、住所、電話番号など」を記入。
- 受付に「申込書・骨壺(骨箱)・埋葬許可証」の3つを提出し、費用を支払います。
受付ではスタッフさんが申込書の内容・骨壺・埋葬許可証などを確認します。1人(1家族)につき数分~十数分はかかりますので、納骨希望者が多い場合は待ち時間もかなり長くなると思います。
実際、混雑時は手続き完了まで1時間程度かかる場合もあるようです。一心寺さんは予約制ではないため混雑状況はその時次第です。お時間には余裕をもって行かれることがおすすめです。
納骨可能なお骨壺の大きさは「小骨壺のみ」になります(令和3年~)
令和3年(2021年)から納骨可能なお骨壺の大きさは「小骨壺のみ 直径:9センチ以下、高さ(蓋を含めて):11センチ以下」になりました。ただし、納骨当日は「骨箱(骨壺を入れている箱)ごと」持って行っても大丈夫です。受付で一心寺さんのスタッフが骨箱から骨壺を取り出してくれます。
まだお葬式(収骨)を終えていない方は、お葬式を依頼した葬儀社へ「一心寺さんへの納骨を予定しています」と伝えればしっかりと対応していただけるはずです。もし伝え忘れたとしても、お葬式の打合せ時には葬儀社から「お墓はお持ちですか?納骨の予定先は?」と必ず質問されるはずですのでご安心ください。
必ず「埋葬許可証(原本)」を忘れないようにご注意ください
納骨には必ず「埋葬許可証(その他:火葬済証明証・分骨証明証)の原本」が必要です。埋葬許可証とは「この遺骨が故人○○様の遺骨であることを証明する書類」であり、遺骨をどこに納骨する場合でも必要な重要書類です。
埋葬許可証は火葬場で収骨(お骨上げ)終了後に、火葬場スタッフ(または葬儀社スタッフ)から喪主様へ手渡されているはずですので、必ず事前にご確認ください。埋葬許可証の大きさは基本的にA4サイズで、火葬場(市町村)発行の封筒に入っています。
よくあるケースですが、納骨の際に忘れないために骨箱(骨壺を入れている箱)の中に埋葬許可証を入れている方も多いので、もし見当たらない場合は骨箱の中を一度ご確認ください。
納骨費用について
納骨費用(2025年時点)は受付で「2・3・5万円」の3種類から選びます。費用(内容)の違いは「(受付終了後に行われる)法要でお坊さんが故人様へ唱えるお経が異なる」そうです。
私は法要には不参加でしたので詳細は不明ですが、実際に納骨を経験された喪主様にお話しを聞きましたが、「法要時にお坊さんから名前を呼ばれて数十秒のお経を頂きました。他の人とのお経の違い?よく分かりませんでした…」とのことでした。一般の方にはお経の違いはよく分からないかもしれませんね。
受付完了後に行こなわれる「法要」への参加は自由です
納骨手続き完了後には本堂で法要が行われます。参加するか?しないか?は自由ですので、諸事情でお急ぎの方は法要に立ち会わなくても大丈夫です。もし法要に立ち会われる方は「数珠」を持参しましょう。
服装は普段着(ダークトーン系)でも大丈夫です
納骨時の服装は自由です。実際、私が伺った時は受付で喪服(礼服)を着ている方は見渡す限り1家族(夫婦2人)のみでした。その他の方は本当に普段着(主にダークトーン系)という感じでした。落ち着いた色合いの洋服で大丈夫です。
必ず事前に「納骨業務の休止日」をホームページ等で確認しましょう
一心寺さんではお盆などの時期に特別なイベント(法要等)で通常業務の休止日があります。その期間は納骨が不可ですので、必ず事前にホームページ等で確認をしましょう。
一心寺さんへの行き方(最寄り駅や駐車場)について
一心寺さんへの主な最寄り駅(地下鉄・JR・近鉄)をご紹介します。どの駅からも徒歩で約10~15分程です。
- 大阪メトロ(地下鉄) 御堂筋線 天王寺駅
- 大阪メトロ(地下鉄) 谷町線 天王寺駅
- 大阪メトロ(地下鉄) 谷町線 四天王寺前夕陽ヶ丘駅
- 大阪メトロ(地下鉄) 堺筋線 恵美須町駅
- JR 大阪環状線 天王寺駅
- JR 阪和線 天王寺駅
- 近鉄 近鉄南大阪線 大阪阿部野橋駅
弊社へお葬式のご依頼をくださる方は主に堺市民・大阪市民の方が多く、大阪メトロやJRを利用して「天王寺駅から徒歩で行きました」と喪主様からよくお聞きします。徒歩の場合は、基本的に天王寺駅から行かれる方が多いと思います。
天王寺駅からゆっくり徒歩で約15分

天王寺駅から徒歩で行く場合はゆっくり歩いて約15分です。天王寺駅から府道30号線沿いを北へ進むのが最短だと思いますが、個人的には「天王寺公園(てんしば)を通って、天王寺動物園の入口⇒大阪市立美術館⇒茶臼山の横を通って、一心寺さんの南門に到着」がゆっくりと静かな道でおすすめです。





車の場合は周辺の有料駐車場がおすすめです
車で行かれる場合は、一心寺さんの周辺にたくさん有料駐車場(コインパーキング)がありますので、そちらをご利用ください。駐車台数が多い「茶臼山駐車場」や「天王寺公園地下駐車場」のご利用もおすすめです。
まとめ
一心寺さんへの納骨は予約不要です。ただし、混雑時にはお時間がかかる(手続き~法要終了まで約1~2時間程度)場合もありますので、スケジュールには余裕をもって行かれることがおすすめです。また、イベント開催日(お盆時期の法要など)は納骨不可な場合もありますので、事前にホームページ等でご確認ください。
納骨手続きの基本的な流れは、まず申込書に必要事項を記入し、受付で「申込書・骨壺(骨箱)・埋葬許可証」の3点を提出し、費用を支払います。その後、法要が行われますが参加は自由です。参加される場合は数珠をご持参ください。服装については普段着(主にダークトーン)の方も多いです。
納骨可能なお骨壺の大きさは「小骨壺 直径:9センチ以下、高さ(蓋を含めて):11センチ以下」です(令和3年~)。納骨当日は「骨箱(骨壺を入れている箱)ごと」持って行っても大丈夫です。
お骨壺以外に絶対に忘れてはいけない物は「埋葬許可証(火葬済証明書)」です。埋葬許可証が無ければ納骨ができませんので必ず事前にご確認ください。
納骨費用は受付で「2・3・5万円(永代供養をご希望の場合は別途20万円~)」から選びます。詳しい内容につきましては一心寺さんへお問い合わせください。
もしまだお葬式がお済みでない方で一心寺さんへ納骨予定の方は、葬儀社へ「一心寺さんへ納骨予定です」と伝える事がおすすです。
ご不明な点がある場合は、事前に一心寺さんにお問い合わせください。私自身も電話で問い合わせをしましたが、とても丁寧に分かりやすく教えていただけました。