火葬場は基本的に各市町村ごとにあり、市町村が運営をしています。
もし、喪主（ご家族）と故人の住所地が異なる場合は、【故人の住所地にある火葬場を利用する】ことが一般的です。その理由は、火葬料金に「市民（町民）料金」が適用されて低価格になるからです。
実際には、お葬式は故人の住所地で行うことがほとんどですので、「お葬式も火葬場も、故人の住所地」とお考えいただいて基本的に問題はありません。
火葬場に関するポイントは２つです。
- 基本は【故人の住所地】の火葬場を利用する
- 火葬料金は市町村ごとに決まっている
お葬式の内容や葬儀式場（どこでお葬式を行うか）については、様々な選択肢がありますが、「火葬場の選択肢や料金」は皆さん同じです。
例えば、
- 故人様が大阪府大阪市民の場合、大阪市内のどこでお葬式を行ったとしても、「火葬場は大阪市立斎場で火葬料金は１万円（市民：大人）」です。
- 故人様が大阪府堺市民の場合、堺市内のどこでお葬式を行ったとしても、「火葬場は堺市立斎場で火葬料金は２万円（市民：大人）」です。
事前にお葬式について考える（調べる）際に、「火葬場はどこ？手続きは？」と気にされる方も多いと思いますが、火葬場についてはあまり気にされる必要はありません。
お葬式において、喪主（ご家族）様が考えるべき一番大切なことは【どのようなお葬式を行いたいか？】です。
家族葬・１日葬・直葬（火葬のみ）・自宅葬… ざっくりとしたご希望で大丈夫です。ご希望やその時の状況も含めて、私たち葬儀社が葬儀式場・日程、そして火葬場（火葬日）をご提案します。
状況によっては、故人様の住所地 “以外” の火葬場を利用する場合もありますが、詳細をご説明すると複雑になりますので省略します。もちろん、葬儀社側の都合で勝手に火葬料金が高くなる火葬場を選択することはありません。
この続きは、「火葬場の基本的な情報について」ご説明していますので、よろしければご覧ください。
火葬場は基本的に公営（市町村が運営）です
大阪府内の火葬場は基本的に公営（市町村が運営）です。各市町村ごとに火葬場があります。全国的にも公営が多いと思いますが、地域によっては民営の火葬場もあります。
- 大阪市：大阪市立瓜破斎場・北斎場・小林斎場・鶴見斎場・佃斎場
- 堺市：堺市立斎場
- 和泉市：和泉市立いずみ霊園
- 大阪狭山市：大阪狭山市立斎場
- 河内長野市：河内長野市営斎場
- 高石市：たかいし斎場
- 泉大津市：泉大津市営火葬場ゆうしお
- etc…
後でご説明しますが、火葬場が「ない」市町村もあります。
火葬場の規則（入場の時間帯など）は利用する火葬場ごとに異なりますが、お葬式を依頼した葬儀社さんが詳しく説明してくれるはずです。
火葬場は「故人がお住いの市町村にある火葬場」を利用します
冒頭でご説明しましたが、喪主と故人の住所地が異なる場合、火葬場は「故人がお住いの市町村にある火葬場」を利用することが一般的です。
その理由は、火葬料金に市民料金が適用されて低価格になるためです。他の市町村の火葬場を利用すると、市外料金（市民料金の数倍）になり高くなります。
一般的には、お葬式は故人の住所地で行うことが多いので、「お葬式も火葬場も、故人の住所地」で基本的に問題はないと思います。
喪主（ご家族）様のご都合や状況によっては、「喪主の住所地でお葬式、火葬場は故人の住所地」を選択される方もいらっしゃいます。
- お葬式：堺市 ⇒ 火葬場：大阪市
- お葬式：堺市 ⇒ 火葬場：和泉市
- お葬式：堺市 ⇒ 火葬場：大阪狭山市
- etc…
火葬料金は市町村によって異なります
火葬料金は市町村ごとに異なり、「市民（町民）料金」が設定されています。
市民料金が適用される最も基本的な条件は「故人がその市町村の住民かどうか？」です。喪主ではなく、【故人】が基準になります。そのため、故人の住所地の火葬場が第１候補になります。
- 大阪市：１万円
- 堺市 ：２万円
※市民料金・大人（税込）
※1万円未満の市町村もあります ⇒ 吹田市：9,000円、東大阪市：7,000円、大阪狭山市：8,000円など。
大阪府内の火葬料金（市民料金）は、平均「１～２万円」の範囲です。また当然のことですが、火葬料金はどの葬儀社に依頼したとしても必ず同じです。市町村から領収書も発行されます。
【喪主】が適用条件に含まれる場合もあります。
大阪市の場合、喪主が大阪市民であれば、故人が他市民であっても、大阪市内の火葬場を市民料金で利用できます。
大阪市は「喪主・故人のどちらかが市民」であれば市民料金が適用されます。
- 例えば、喪主が大阪市民で、故人が堺市民の場合、大阪市内の火葬場を市民料金（1万円）で利用できます。
- 反対に、喪主が堺市民で、故人が大阪市民の場合、堺市内の火葬場を市民料金（2万円）で利用することはできません。
市民料金の適用条件は市町村で異なり複雑ですので、記憶に留める必要はありません。当社スタッフが最適な火葬場ご提案いたします。
火葬場が「ない」市町村もあります
少し驚かれるかもしれませんが、火葬場が「ない」市町村もあります。
その場合は、近隣市町村の火葬場を利用することになります。他の市町村の火葬場を利用しますので、火葬料金は高くなります。
大阪府内では、松原市・太子町・河南町・千早赤阪村などは火葬場がありません。
- 松原市 ⇒ 大阪市の火葬場を利用（市外料金：6万円）
- 太子町 ⇒ 富田林市の火葬場を利用（市外料金：10万円）
火葬場の予約は「いつ・だれが」するの？
火葬場の予約や手続きは、すべて葬儀社スタッフが行います。
現在、多く（主に都市部）の火葬場は、インターネット予約になっています。各市町村に登録済みの葬儀社がログインできる、火葬場予約サイトで予約（仮予約）を行います。
火葬場の予約日（火葬日）を決定するまでの基本的な流れとしては
- ご逝去
- ご自宅または安置室で故人様をご安置
- 葬儀内容の打ち合わせ
- お葬式・火葬
「３．葬儀内容の打ち合わせ」の時点で、ご家族様の都合や火葬場の空き状況を確認しながら葬儀日程を調整します。
火葬場の予約状況は数分で変化します。そのため、必ずしもご希望通りに火葬日予約が取れるとは限りませんので、予めご了承ください。
火葬場の休場日
火葬場は基本的に公営ですので、休場日は「1月1日のみ」または「1月1日～2日」が多いです。
- 大阪市の場合：1月1日のみ
- 堺市の場合 ：1月1日のみ
大阪府内の火葬場は、ほぼ一年中無休とお考えいただいても大丈夫です。
友引の日のお葬式（火葬）について
少し話が逸れますが、
日本では「友引（※）」の日にお葬式（火葬）を避けるという慣習が残っています。
文字的に「友を引っぱる」から、お葬式（火葬）は避けようという感じです。若い世代の方は気にされませんが、やはりご高齢者の中には友引を気にされる方も一定数いらっしゃいます。
（※）友引とは、日の吉凶を6種類で表した中国の「六曜（ろくよう）」と言う占い（の様なもの）にある6種類の中の1つです。最近は少なくなりましたが、六曜が記されているカレンダーもあります。
●6種類＝先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口
友引の日に火葬場が休場の地域もあります
地域によっては、「友引」を休場日にしてメンテナンス等を行っている火葬場もあります。そのため、「友引にお葬式（火葬）が出来ない」と思われている方もいらっしゃいます。葬儀社によっては、友引にお葬式を避けて（避けることをご家族様に勧めて？）、従業員さんの休日に充てることもあるようです。
友引に対する考え方は人それぞれです。現在では、ほとんどの方が友引を気にされないため、当社では基本的に友引のご説明は省略しています。
お坊さん（僧侶）にお聞きしても、友引は迷信のようですので、あまり気にされなくても大丈夫です。
まとめ
多くの火葬場は市町村が運営し、火葬料金は各市町村で異なります。そして、「故人の住所地にある火葬場を利用する」が一般的です。その理由は、火葬料金に市民（町民）料金が適用されて低価格になるからです。
一般的には、お葬式も故人の住所地で行う場合が多いため、ほとんどの方は「お葬式も火葬場も、故人の住所地」で問題はないと思います。
もし、火葬場の予約に空きがない状況で「どうしても希望通りの日程で葬儀を行いたい」など場合は、近隣市町村の火葬場を市外料金で利用することも可能です。ただし、火葬料金は高くなる可能性があります。
いずれにしても、火葬場に関してはあまり気にされる必要はありません。
私たち葬儀社が最適な火葬場をご提案します。また、火葬場予約や役所手続きもお任せください。もちろん、葬儀社の都合で勝手に火葬日を決定することはありません。喪主（ご家族）様のご希望や都合を伺った上で調整いたします。
お葬式において、喪主（ご家族）様が考えるべき一番大切なことは【どのようなお葬式を行いたいか？】です。
それ以外のお葬式に必要な項目については、スタッフが１つ１つお聞きしながら葬儀内容・日程・火葬場を決定していきます。何かご不安などございましたら、いつでもお問い合わせください。
お葬式のご依頼・ご相談・お問い合わせ
大阪・堺市の葬儀（家族葬・直葬・友人葬・一日葬・生活保護葬）は、葬儀社【新家葬祭（しんけそうさい）】にお任せください。お葬式のご相談・寝台車手配・斎場予約など、２４時間３６５日いつでも専門スタッフが対応いたします。深夜・早朝に関わらずご相談ください。
新家葬祭
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