先日、家族葬のご依頼をいただいたご家族様の中に「プロのフォトグラファーさん」がいらっしゃいました。日本だけでなく、ニューヨーク・パリなど世界で活躍されている凄いフォトグラファーです。
遺影写真は、その方が数年前に撮られた写真(デジタルデータ)を使用して作成しました。
事前相談では、喪主様が「遺影写真用のデータは用意していますよ」と2mほど離れた距離からパソコン上の画像を拝見した程度でしたが、まさかプロが撮影したとは思いもしませんでした。
実際にプリントアウトすると、本当に綺麗で素敵なお写真でした。個人的には最高のお写真だと思います。必要な作業は、サイズ調整のみで修正は一切なしです。
不思議な魅力
お通夜当日、花祭壇のセッティング時から祭壇用の遺影写真がどうしても気になり“見てしまう…”
セッティングがほぼ完了し、いつも通り最終チェックをしていたのですが、やっぱり“見てしまう…”
『見てしまう』というより、『見惚れる』・『惹き付けられる』という表現が正しいのかもしれません。
被写体の内面まで写し出している感じ
セッティング終了後も、「いい写真だなぁ~」と一人で眺めていました。お写真の構図自体は、よくあるお顔のアップですが、自然な表情でニコッと微笑んでいて、優しい笑顔に心が癒される感じがしました。
カメラの性能・撮影テクニックに関して、プロの方ほど詳しくはわかりませんが、
何かが違う。何が違うのか分からないけれど… 雰囲気が全然違う。
言葉で表現できないことがもどかしいですが、プロは美しく撮影するだけではなく、『被写体の内面まで写し出している』と感じました。
拙い言葉ですが、プロが撮影した写真はシンプルに「さすが、プロ!」のひと言です。参列に来られた皆さんも「良い写真やね~」と絶賛でした。全体をお見せできないのが残念ですが、とても素敵な遺影写真でした。
ちなみに、カメラもすごい物をお持ちだったので、思い切ってお値段を聞いたところ…「かなり昔に購入したものですが、80万円位だったかな」だそうです!しかも、それほど高額な部類ではないと(汗)
100万円を超えるカメラも普通なようで。私がそのような高性能カメラを持っていても宝の持ち腐れは確実です。
もちろん値段の問題だけではないですが、どの世界も最高峰はすごいですね。最高級カメラの性能を活かす技術とセンス、素人では絶対に使いこなせませんね。
遺影写真用データの選び方
遺影写真の元データを選ぶ際、多くの方が迷われますので、簡単にご説明いたします。
まず、遺影写真は「写真原板」・「デジタルデータ」 どちらからでも作成可能です。でも、可能であればデジタルデータがおすすめです。
お顔がはっきりと写っているものをお選びください。最近では、衣服・背景を加工修正せずに、そのまま作成する場合が多くなりました。
お洋服をそのままで作成する場合は、「お顔から胸元まで」が写っているものをお選びください。
自然な表情で、ご家族様が良いと思う写真
遺影写真に決まりはありません。微笑んでいたり、帽子を被っていたり、頬杖をついていたり… 故人様らしい自然な表情で、ご家族が良いと思うお写真が良いと思います。お顔・体が少し斜めになっていても問題ありません。
写真原版を利用して作成する場合
最低限、運転免許証・証明写真くらいのお顔の大きさ(2~3cm)で映っているものがおすすめです。
あまりに小さい場合、引き伸ばす工程(約30~40倍に拡大)でどうしても画像が荒れてしまいます。また、絹目用紙(凹凸のある紙)のお写真もできれば避けましょう。
生前に遺影を撮影
最近では、生前に遺影用にお写真を撮影される方も増えているようです。地元の写真店や出張撮影してくれるお店もありますし、メイクやヘアセットもしてくれます。やはり、プロが撮影した写真はとても綺麗ですし、表情がとても穏やかです。
ご興味のある方は、インターネットなどで「検察ワード:遺影写真 生前撮影」と調べてみてはいかがでしょうか。
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