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法要ではお坊さんも一緒に食事をする?

法要ではお坊さんも一緒に食事をする?

法要の内容といえば「お坊さんの読経・焼香 ⇒ お墓参り(納骨) ⇒ お食事」。順序は違ったとしても、皆さんほぼ同じイメージをお持ちだと思います。そして、「法要には食事が欠かせない」と思われている方も多いかもしれません。

一方で、近年、新型コロナの影響で小規模のお葬式(家族葬)が増えたように、法要も少人数(家族のみ)で済ませる方も増え、仏事料理店などできちんと食事を取らない場合もあります。

まず、法要での「お食事あり?なし?」は、基本的にご家族(喪主)様が決める事です。お食事のタイミングは、お坊さんの読経終了後や納骨終了後など、法要の内容や順序で異なります。

そして、法要のお食事に関して時々あるご質問ですが

お坊さん(住職・僧侶)も一緒に食事をするんですか?

そもそも特に気にしていない(考えてもいなかった)方が圧倒的に多いですが、そう言われると気になるかもしれませんね。

今回は、【法要でお坊さんは一緒に食事をするのか?】についてお話したいと思います。

法要の内容は基本的に同じです

まず最初に法要について簡単に。法要と言っても、四十九日法要・一周忌・三回忌…など色々あります。ただ、どの法要であっても内容(やる事)は基本的に同じですので、このページでは全てをまとめて法要としてお考えください。

具体的な法要の内容は、以下の組み合わせによって異なります。

  • 法要の場所
  • 納骨のあり・なし
  • 食事のあり・なし
  • 納骨にお坊さんが同席する・しない
  • お墓の場所
  • 食事の場所
  • etc…

組み合わせは様々ですし、どの順序で行うか?は人によって異なります。

すべてのパターンをご説明するのは難しいため、このページでは

  1. ご自宅で法要(お坊さんの読経・焼香)
  2. 納骨またはお墓参り(お墓へ移動)
  3. お食事(仏事料理店)

の順序とします。

MEMO

納骨を四十九日法要と同日に済まされる方が多いですが、納骨時期は自由です。故人様の誕生日や記念日、好きだった季節などでも良いと思います。

基本的に、お坊さん(僧侶)は一緒に食事をしません

このページの結論を先にお伝えしますが、法要では基本的に【お坊さんは一緒に食事をしない】と考えていただいて大丈夫だと思います。お坊さん用の食事を用意しなかったとしても、決して失礼にはならないはずです。

きっと多くの方が

そもそも、お坊さんと一緒に食事をするなんて考えてもいなかった。

と同じように考えていると思いますし、お坊さん側も食事に同席するとは基本的に考えていないはずです。ごく稀に、お食事に同席される場合もありますが、特別にお寺(住職)と仲が良いご家族様の場合です。

注意

お葬式や法要には地域性があります。もしかすると、お坊さんも一緒に食事をする事が一般的な地域もあるかもしれません。詳しくはお寺(菩提寺)や檀家のお知り合い、ご近所さんなどにご相談ください。

お坊さんは忙しい?(特にお盆やお彼岸の時期)

法要は土日祝日に行うことが一般的です。そのため、檀家さんが多いお寺では同日に他の法要予約が入っている場合があり、法要終了後すぐに次の法要場所へ移動されることも多いです。また、お盆(8月)やお彼岸(3月・9月)の時期と重なると、より一層忙しくなります。

そういった事情もあり、仮にご家族様からお誘いがあったとしても、一緒に食事ができない可能性も高いです。

もし同席をご希望の場合は、事前に確認をしましょう

ご家族(喪主)様の中には、「お坊さんにも同席して欲しい」という方もいらっしゃいます。ただし、先ほどもご説明しましたが、他の法要予約が入っている場合もありますので、必ず事前にお坊さんに確認をしましょう。

「お持ち帰り用のお料理」を用意する【条件あり】

お坊さんが食事に同席されない(できない)場合、「お持ち帰り用の料理」を用意する方もいらっしゃいます。

ただし、以下の2つを注意しましょう。

  • 車で法要場所に来場している
  • 引き続き、他の場所での法要予定が入っていない

2つの条件を満たしている場合にのみ、お料理を渡した方が良いと思います。特に夏場は衛生面の問題があるため注意が必要です。

もし、引き続き他の法要予約がある等の理由で受取っていただけなければ、ご家族で召し上がるか、ご自宅に持ち帰りましょう。

MEMO

料理店へ「お持ち帰り用の料理」が可能かどうか?を事前に確認しましょう。

どうしても気になる場合は「御膳料(数千円)」をお渡しするのもおすすめです

冒頭にもお伝えしましたが、基本的に「お坊さんは食事に同席しない」と考えても問題はないと思います。つまり、「お坊さんの食事は気にしなくて大丈夫」ということです。

でも、そうは言っても気になる方は少なからずいらっしゃいます。

  • 食事に同席されない
  • お持ち帰り用の料理も渡せるか不明

そんな場合は、お持ち帰り用の料理の代わりに、「御膳料」として数千円(3~5千円)程度をお渡ししても良いと思います。

お坊さんとしても、そういった心配りとして「頂けるモノ」はきっと嬉しいはずですし、ご家族(喪主)様もそれで気持ちがすっきりするのであれば、良いことだと思います。

これはあくまで葬儀社スタッフとしての感覚ですが、お坊さんは「食事はご家族だけで」と考えているはずです。仮に本当は同席可能だったとしても、自分(お坊さん)がいることで不要な緊張感・せっかくの親戚だけの和やかな場に水を差すようなことは避けていると思います。

MEMO

御膳料は弔事用の「のし袋」に入れて渡します。ホームセンター等で御膳料と印字されたのし袋も売られています。印字されていない場合は、「御膳料 ◯◯家(または氏名)」と書きましょう。

お坊さん側から御布施以外に「御膳料や御車料」を要求されることもある?

無いとは言い切れません。ご家族(喪主)様側から気持ちとして渡すのではなく、お坊さん側から御布施(おふせ)以外に「御車料・御膳料」を要求されることは実際にあります。これは、法要だけではなく、お葬式でも同様です。

各お寺の考え方(慣習?)次第ですが、ほとんどの場合は御布施のみで大丈夫のはずです。もし、御膳料や御車料が必要だったとしても、それぞれ数千円程度だと思います。もしくは、「御膳料・御車料を含めて総額◯万円」というパターンもあります。

法要での御布施は平均5万円、御膳料や御車料は各5千円程度だと思います。

葬儀社の「お坊さん紹介」をご利用の場合、お坊さんの食事は一切気にしなくて大丈夫です

お葬式で葬儀社の「お坊さん紹介サービス」を利用された方もいらっしゃると思います。当社でもご利用が多いです。そして、法要(特に四十九日法要や一周忌法要)で再度ご利用いただく方が多いです。

当社の場合であれば、お坊さんの食事は一切気にしなくて大丈夫です。また、必要な費用は御布施のみで、御車料や御膳料は一切必要ありません。きっと他の葬儀社さんも同じだと思います。

【再確認】状況によって法要の内容・順序は異なります

このページでは参考例として

  1. ご自宅で法要(お坊さんの読経・焼香)
  2. 納骨またはお墓参り(お墓へ移動)
  3. お食事(仏事料理店)

そして、【法要または納骨後にお坊さんは帰る ⇒ ご家族・親族だけで食事(お持ち帰り用の料理または御膳料を渡す)】の内容・順序でご説明してきました。

しかし、法要の場所や納骨のあり・なし等、状況によって内容・順序は異なります。

  1. 「ご自宅」で法要
  2. お食事
  3. お墓参り
  1. 「お寺」で法要
  2. 納骨
  3. お食事
  1. 「霊園施設」で法要
  2. お墓参り
  3. お食事なし

など、いろいろなパターンがあります。

また、このページでは基本的に「お坊さんは食事に同席しない」とご説明しましたが、状況によっては、お坊さんも食事に同席してもらう方が望ましい場合もあるかもしれません。ご家族・お坊さんと話し合って法要内容を決めましょう。

まとめ

法要でお食事をするか?しないか?は、ご家族(喪主)様が決める事です。そして、基本的にお坊さんは食事に同席しませんので、あまり気にされなくても大丈夫だと思います。

もし同席をご希望の場合は、必ず事前にお坊さんの法要当日の予定を確認しましょう。どうしても、お料理を振る舞えない事が気になる場合は、御布施とは別に「御膳料(3~5千円程度)」をお渡しすることもおすすめです。

また、葬儀社にお坊さんを紹介してもらう場合は、お坊さんの料理は一切気にしなくても大丈夫です。御膳料も不要です。

最後に注意点として、法要の準備はできるだけ早く取り掛かりましょう。

法要は土日祝日に行うことが一般的ですし、お盆やお彼岸の時期と重なると料理店の予約やお坊さんの都合も合わせにくくなります。できるだけ早めの行動がおすすめです。

補足

このページの情報は、当社所在地(大阪府堺市)近辺での事例とスタッフの経験に基づく一般的な情報です。お葬式や法要には地域性もありますので、詳しくはお寺(菩提寺)やご親戚・知人などにご相談ください。

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