お葬式相談窓口(事前相談)

取材のご依頼

先日、某有名出版社の方から取材メールをいただきました。とても綺麗な文章で、さすが一流出版社という感じです。

詳しい内容は書けませんが、ある作家さんが執筆に取りかかっている小説に関わるものです。個人的にも興味深く、作品が完成した時は必ず読んでみたい内容でした。

突然ですが、定型文ガッチリの堅いビジネス文書・メールが個人的に少し苦手です。相手との距離感を感じるからです。ビジネスマナーとして必要なのは理解していますが、少し柔らかい感じが好きです。

担当編集者さんからのメールは、言葉のチョイス・距離感がほど良い感じでとても読みやすく、仕事に対する責任感、誇りを持って取り組んでいる感じがしました。

「きっと素敵な人だろうな…」と想像してしまいました。(すみません、勝手に想像して)

私たちのような小さな葬儀社にご興味を持っていただき、ご連絡をいただけるなんて、とても光栄で嬉しかったです。また、何かお役に立てる事があれば、いつでもご連絡ください。

いつもドキドキ

実は、過去にもテレビ局や出版社から取材依頼をいただいことがあります。海外テレビ局の制作会社から日本人通訳を経由しての取材依頼もありました。なぜこんな小さな会社に…

突然、有名出版社や英語でメールがくると正直びっくりしますし、「え!何か悪い事したのかな…??」と一瞬固まってしまいます。

可能な範囲で協力はしたいと思うのですが、少数社員でお客様・現場対応を最優先に行動していますので、直近でのお約束が難しい場合があります。取引業者様もいつもごめんなさい。

個人的な憧れ

話しはガラっと変わりますが、私は「本が好きな人」に対して、ある種の憧れの様なものがあります。

  • 私は作家◯◯さんの雰囲気・表現の仕方が好き。
  • ちょっと古い本だけど、今の君にすごくおすすめの本だよ。
  • この本を読んだ後で、◇◇を観光すると、また感じ方が変わるよ。
  • 読書は良い時間の過ごし方だと思うよ。読み始めたら夢中になる!

こういった事を、さらっと自然に言える人がカッコイイと思っています。

ただ、「単に(流行の)本を読んで内容を知っている、物知り、知的な感じ」とかではありません。全然違います。

その作品(小説)に対して純粋に感動や共感、物語の世界観をイメージできる感性(才能?センス?)への憧れです。

本を楽しんで、生活に結びついている感じ。「人生が豊かだな」と思います。私にはその部分が欠落しているように思います。

フィクションとノンフィクション

私はノンフィクション(事実に基づく作品)や自叙伝、経済・思想・デザイン・科学系の本が好きです。一方、フィクション関係で最後まで読破した本は少なく、最もページ数が多い作品は「ハリー・ポッター」です。

例えば、「澄み切った青い空」という表現。人によってイメージが異なりますよね。「個々の自由」で済む話ですが、私は具体的に知りたい、見たいです。

抽象的な表現が少し苦手です。でも、綺麗な表現や語彙力をより自分に取り込みたい気持ちはあります。

小さな頃はフィクションを楽しめていたと思いますが、いつからか急に読むこと抵抗(内容に没頭しない)が生まれた気がします。同じ様な方もいらっしゃるのではないでしょうか?

チャレンジした本

大学生の時、いくつかの作品を読んでみようと試みました。

  • 宮部みゆき:「レベル7」
  • ドストエフスキー:「カラマーゾフの兄弟」
  • 村上春樹:「ノルウェイの森」
  • 東野圭吾:「白夜行」
  • 伊坂幸太郎:「重力ピエロ」

はダメでした。

  • J.D.サリンジャー:「ライ麦畑でつかまえて」
  • 星野道夫:「旅をする木」
  • ダニエル・キイス:「アルジャーノンに花束を」
  • ドナルド・A. ノーマン:「誰のためのデザイン?」(これは小説ではないですが)

は読みました(読むことが出来ました)。

最初の数ページで、「大丈夫!」と「ダメ!」が分かれてしまいます。もしかして、読書好きの方でも同じなのでしょうか?相性もあると思いますが、私は基本的に分かりやすい内容が合っているみたいです。

最近、そんな私でもフィクション作品(小説)を読みたいと思う時がふとあります。理由は分かりませんが、何でも気持ちがONになることは、良いきっかけだと思います。

電子書籍は苦手

私は電子書籍はダメです。読書ではなく、絵を見てる感覚になります。

やっぱり本は「重さ、指でめくる感覚、装丁のデザイン、紙質とインクの匂い」すべてが必要です。それらの要素が含まれてこそ「本」だと思いますし、本の楽しさだと思うんです。

あと、「本屋さんに行って本を選ぶ・購入する」という行為も私の中では読書の一部です。そこが楽しいです。

いつでも自由に始められる

出版業界は今とても厳しい時代と言われますが、私はとても大切で、世の中に必要な仕事だと思っています。

筆者、編集者、デザイナーなど沢山の方が関わって完成する1つ1つのオリジナル作品。世の中に形が残り、そして人の記憶に残るって素敵ですよね。時には、読者の人生を変える力もあります。

稀有な才能を持った人が、世界中の誰も想像できない物語を創り上げて、本だけでなく映画にもなって楽しませてくれる。活字が苦手な私の様なタイプにとってはありがたい事です。

今私はノンフィクションに完全に偏っていますが、きっと将来、小説をゆっくり読みたくなる時が来ると思っています。

新しく何かを始める時には、道具を揃えたり、ユニフォームを揃えたり、季節を待ったり…が必要です。でも、読書はいつでも自由に始められます。ふと思った時に、一人で気軽に始められる事って意外に少ないと思います。

とてもシンプルだけど

簡単に言えば、本は「紙と文字」だけ、とてもシンプルです。でも、たったそれだけで悩みが解決したり、前向きになったり、わくわくしたり、何かに気付いたり…

【人の心をより豊かにしてくれる】

そんな存在って本だけのような気がします。そして、誰かに言われるより、「文字」に言われる方がすんなり受け入れられます。

まずは、ページ数の少ない文庫本から再スタートしてみようと思います。皆さんも時々本屋さんへ行ってみてはいかがでしょうか。何か新しい発見があるかもしれません。

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