追記
2022年現在、新型コロナ感染対策として、あえて1日葬(告別式のみ)を選択される方も増えています。また、通常どおりのお葬式(お通夜+告別式)を行う場合は、近親者のみの家族葬または一般参列者を制限されています。
2023年以降も同じ様な状況が続くかもしれません。ご不便をおかけいたしますが、感染対策にご協力・ご理解くださいますようお願い申し上げます。
近年、家族葬や直葬などお葬式の小規模化・簡素化にともない、1日で終了するお葬式「1日葬(いちにちそう)」のご依頼が増えています。「ワンデーセレモニー」・「1日葬儀」とも呼ばれます。イメージとしては、家族葬をよりシンプルにしたお葬式です。
従来のお葬式では「お通夜+告別式」と2日間に渡って宗教儀式(僧侶の読経など)を行いますが、1日葬では「告別式のみ」を行います。
- 通常のお葬式 = お通夜・告別式(2日)
- 1日葬 = 告別式のみ(1日)
大阪府内でも都市部を中心に認知度が高まり、ご依頼件数も増えています。
「ご家族・親族の近親者のみでお葬式を行いたい+お通夜は特に必要ない」とお考えの方には1日葬が最適かもしれません。
1日葬を選択された方の主な理由
1日葬(告別式のみ)を選択された方に多い理由は、
- お通夜は必要ないと考えている
- 親族に高齢者が多いので身体的な負担を軽くしたい
- 仕事などの都合で1日で済ませたい
などです。
お葬式は「お通夜・告別式」と2日間行うことが一般的ですが、必ず2日間行う決まりもありません。
ご遺族全員の都合を考えると、お葬式を1日で済ませることが最も良い
という場合は、最優先に1日葬(告別式のみ)をおすすめします。
葬儀日程の調整も数日程度であれば可能ですので、ご希望がある場合はスタッフにご相談ください。
1日葬のメリット・デメリット
簡単にメリットとデメリットをご説明すると
- 1日(告別式)で済むので身体的負担が軽減
- お料理や返礼品が1日分で済む
- 葬儀式場の使用料が1日分で済む
- 遠方からの参列者の負担(宿泊費や交通費)が軽減
- お通夜を行う場合に比べて、お別れの時間が短くなる場合がある
- 告別式は昼の時間帯に行うため、平日の場合は一般参列者の来場が難しい
ご家族・親族の近親者のみでお葬式を行う場合は、特にデメリットはなく、メリットの方が大きと思います。
お別れの時間も十分に確保できます
1日葬と聞くと「お別れの時間が短くなる?」と思われる方も多いですが、ゆっくりとお別れの時間を確保できます。また、葬儀費用に関しても削減可能な項目もあります。
ただ、ご親族の中には「お通夜なしなんて考えられない!」と反対される方もいらっしゃいますので、事前に説明をして理解を得ることがおすすめです。
最短日程をご希望の場合も対応いたしますので、スタッフにご相談ください。
「お亡くなりになってから1日」で終了ではありません
1日葬という言葉から誤解される事も多いですが、1日葬は「お亡くなりになってから1日(24時間以内)で葬儀・火葬を終える」という意味ではありません。
あくまで、「従来2日間行っていた葬儀(お通夜・告別式)を1日(告別式だけ)で済ませる」という意味です。
葬儀日程は「火葬場の予約」で決定
お葬式はご希望の日程で必ず行えるものではありません。その大きな理由の1つが【火葬場の予約】です。
家族葬・直葬・1日葬…どのようなお葬式でも、葬儀日程は「火葬場の予約」を基準に決まります。1日葬の場合、タイミングよく条件が整えば、最短でお亡くなりになった翌日に告別式・火葬も可能です。
お家に「菩提寺(ぼだいじ)」がある場合
お家の菩提寺はご存じでしょうか?
お墓(◯◯家之墓、◯◯家先祖代々之墓など)が特定の寺院内にある場合、基本的にその寺院が菩提寺になります。
菩提寺:お墓がある寺院。先祖代々お付き合いのある寺院。
お葬式では菩提寺への連絡が欠かせません。
- 菩提寺へお勤めを依頼
- 戒名(法名)を頂く
- 菩提寺内のお墓へ納骨
が一般的な流れです。菩提寺へ連絡をせず、多宗派や無宗教でお葬式をした場合、納骨を断られる場合もあります。
1日葬を行うには菩提寺の了承が必要?
基本的に「どのようなお葬式を行うか?」はご遺族様の自由ですが、1日葬をご希望の場合は、まず菩提寺に了承を得ることがおすすめです。
仏式のお葬式では、「枕経 ⇒ お通夜 ⇒ 告別式」 と一連の流れ(作法)があり、お経にも各段階ごとに意味があります。そのため、お通夜を省略する1日葬を反対される可能性も0ではありません。実際、1日葬が誕生した当時は何度かありました。
2022年現在では、1日葬を経験済みのお坊さんも非常に多いですし、ご遺族様の意向を最優先に考えていただけるはずですので、反対される心配はまずないと思います。
しかし、了承が得られない場合、菩提寺を無視をして無宗教葬や直葬(火葬のみ)などで葬儀を済ませることはトラブルの原因になりますので絶対に避けましょう。
この点については、当社スタッフも確認・サポートいたしますのでご安心ください。
まとめ
2022年現在、新型コロナ感染対策として1日葬を選ばれる方も多いです。もちろん、お通夜・告別式をきちんと行いたい方も多くいらっしゃいますが、喪主様とお話すると「1日葬って良いですね」という声をよくお聞きします。
色々な面で1日葬が最適と感じる方も多いのかもしれません。もし新型コロナが収束したとしても、1日葬のご依頼はあまり減少しないように感じます。
ご家族・親族の近親者のみでお葬式を行う場合、確かに1日葬はおすすめです。お別れの時間も十分に取れますし、特に大きなデメリットはありません。
一般的に、お葬式は「お通夜・告別式」と2日間行いますが、その時の状況・事情によって1日葬を選択することも良いと思います。
- 前回の1日葬が良かったから、今回も1日葬が良い
- 前は1日葬だったけど、今回はきちんとお通夜・告別式を行いたい
- 前はお通夜・告別式を行ったけど、今回は親族の都合が合わないから1日葬
実際に、お葬式は準備をする間もなく突然訪れる場合もあり、その時の状況に応じて内容を決定しなければならない部分もあります。
その時に「1日葬」が最適であれば、最優先に1日葬をおすすめします。どの様なお葬式を選択するか?は、基本的にご遺族様の自由です。
何かお葬式に関してお悩みの方は、いつでもご相談ください。
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