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お葬式に参列して新型コロナウイルス感染??

お葬式に参列して新型コロナウイルス感染??

先日のニュースで、愛媛県松山市で5人(50代~80代の男女)が新型コロナウイルスに感染したと発表されました。

県は令和2年3月31日、松山市で新型コロナウイルスの感染者を新たに5人確認。5人のうち4人は県内初の集団感染です。
感染が判明した5人は、3月22日・23日に松山市内の通夜・葬儀に参列。この通夜・葬儀に参列していた東京在住の男性が栃木県で感染が確認され、県が県内の参列者7人を検査したところ4人に陽性が判明。
4人のうち3人は症状が微熱などの症状があり1人は症状がないとしていて、全員感染症の指定医療機関に入院しているということです。
この通夜・葬儀には21人が参列し、このうち県内在住者は13人いました。
テレビ愛媛

この短い記事を特に気にせず読み終えると、「お葬式に参列したから感染」「葬儀式場で感染」と感じると思います。私も最初そう感じてしまいました。

もちろん、報道側は感染者の行動を調査し、多数の人と接触した場所や機会が「お葬式に参列」だったという事実を書いただけだと思います。私が記者だったとしても、同内容で書くかもしれません。

ただ、よく考えると個人的に少し疑問・情報の欠落を感じる部分があったので、よろしければ読み進めてください。

このページは、葬儀会社を擁護するものではありませんし、報道の重要性・難しさも理解しているつもりです。温かい目でご覧いただければ幸いです。

必ずしも葬儀への参列だけでなく、他の可能性もあります

記事では、参列者21人中5人が感染。感染者の1人は東京在住で栃木県内で感染確認。残り4人(県内の参列者)について特に情報がありません。4人がご家族なのか?1人1人個別に参列されたのか?どのような交通機関を利用されたのか?

もちろん、葬儀式場内で感染した可能性も否定できません。しかし、必ずしも葬儀式場内で感染したのではなく、他の可能性として

  • 葬儀式場ではなく、火葬場や料理店で感染
  • 公共交通機関の利用で感染
  • 往路の道中に立ち寄った場所で感染
  • etc…

なども考えられます。あくまで可能性ですので、細かく言えば切りが無いですが…

お葬式では葬儀式場・火葬場などへの移動が不可欠です。ニュース記事ではそれらを全部含めて「葬儀に参列」という言葉で表現していますが、「葬儀に参列して感染=葬儀式場で感染」とは言い切れません。

火葬場、料理店、バス会社のスタッフが感染していた可能性もあります。もちろん、関連する施設などもきっと調査していると思います。

そもそも「集団感染の定義」って?

21人が参列して5人が感染⇒約24%なので集団感染と言われるとそうかもしれません。そもそも集団とは何人以上なのか?

集団感染の定義について調べると

A.各都道府県・各指定都市衛生主管部(局)長あて厚生省公衆衛生局防疫課長通知(昭和45年)

1.同一感染経路によることが明らかな場合:同一施設内で1週間以内に2例以上の発生
2.同一感染経路によることが明らかでない場合:同一施設内で1週間以内に概ね10名以上の発生
ただし、発生が同一家族内に限られている場合は除外する

B.結核集団感染の定義(厚生労働省結核感染症課長通知 平成19年3月29日付健感第0329002号)

・同一の感染源が、2家族以上にまたがり、20人以上に結核を感染させた場合を言う。
ただし、発病者1人は6人が感染したものとして感染者数を計算する。

新型コロナウイルスに関する集団感染の定義を見つける事ができなかったのですが、上記2つの定義に当てはめると今回のニュース記事に該当しそうなのは、「Aの1」です。

ただ、「同一感染経路によることが明らかな場合」という部分がよく理解できません。

同一感染経路=葬儀式場ということなんでしょうか?人が集まった場所が葬儀式場だから、葬儀式場が同一感染経路として確定?人が集まったという理由であれば、火葬場も同じです。感染経路は建物ではなく、人だと思うんですが…

「場所」だけに注目が集まってしまう

コロナ感染のニュースを見ると「◯◯で感染」というように、「◯◯=特定の場所」が報道されるケースがあります。

感染情報を伝える上で「場所」も重要になるのは分かりますが、どうしても「その場所」だけに注目が集まる(印象に残る)のも少し違うかなと思います。

まるで、その場所や建物がウイルスの発生源みたいに感じてしまう人も少なくないと思います。葬儀式場だけでなく、遊園地や飲食店、ショッピングモール、医療介護施設、公共施設も同じです。「あの建物で感染発生」となると、風評被害も大きいはずです。

松山市内の葬儀式場の実名はありませんが、きっと、その葬儀式場は一定期間の営業自粛や消毒作業が必要になるのではないかと思います。ただ、しっかりと対応をしたとしても、その後【集団感染が起こった】というイメージは長期間残るはずです。

自宅や火葬場で感染した場合は?

仮に、「ご自宅でお葬式」を行い感染者が出た場合、どのように報道・行政指導されるのでしょうか?

自宅の消毒を市町村から要請されるのか?私たち葬儀社スタッフも何か要請されるのか?自宅と火葬場の往復で感染したのだから、火葬場も感染場所の可能性として営業自粛になるのか?

現状で考えると火葬場(大阪府内の場合、市町村が運営)の自粛は考えられませんが…

確かにお葬式は「3つの密」に該当する場合もあります

感染リスクを高める「3つの密(密閉・密集・密接)」

  1. 密閉(むんむん):換気の悪い密閉空間
  2. 密集(ぎゅうぎゅう):大勢がいる密集場所
  3. 密接(がやがや):近距離での会話

報道する上で「3密」を考えると、確かにお葬式は ”該当する場合もある” と思います。
ただ、「感染者が見つかった ⇒ 最近どこに行った?(人が多い場所)⇒ お葬式に参列した ⇒ 葬儀式場で感染」とシンプルに断定できません。

仮に、30人収容の葬儀式場で、ご家族5人だけでお葬式を行った場合は「3密」に該当しないと思います。実際に現場では、3密を十分に意識して対応しています。

一概に【お葬式=3密】ではなく、式場の大きさと参列者数のバランスで変わってくると思います。

 

お葬式は、可能な限り最小限の人数で家族葬や1日葬で行う

現在、お葬式のご依頼を頂いた際には可能な限り「参列者の限定」をおすすめしています。「故人様のご家族+お近くにお住いの親族」が基本的な範囲です。

ご家族様側も

「遠くに住んでいる親戚は呼ばずに、家族だけにします」

など、コロナ感染を意識している方が非常に多いです。基本的には家族葬(お通夜・告別式)を選択される方が多いですが、1日葬(告別式のみ)で行う方も増えています。

ご家族の一部がお葬式に参列しない(自粛する)場合も考慮しましょう

最小限の人数となると、基本的に故人様の家族(配偶者・子・孫)だけになりますが、皆さんがお近くに住んでいるとは限りません。

故人様の子・孫が遠方にお住いの場合は、葬儀式場へ来場するまでの感染リスクを考慮して、参列を控えるという判断も必要になると思います。

もちろん強制はできませんが、現状では個々の安全を最優先に考えるべきだと思います。

先日も「写真を撮って来れなかった親戚にメールで送ります」という喪主様がいました。最期のお別れの場に来られないのは、非常に残念ではありますが、安全を最優先にご家族・親族で話し合いましょう。

直葬(火葬のみ)の場合、必要書類へ署名捺印いただければ収骨まで代行可能です

お葬式は行わず直葬(火葬のみ)をご希望の場合、「病院 ⇒ 安置室でご安置・納棺 ⇒ 火葬・収骨」という流れになります。安置室や火葬場で最期のお別れをしていただくことになります。

もし、火葬場への移動などでの感染リスクを避けたいとご希望の場合は、私たち葬儀社スタッフが代行で収骨をして、ご遺骨を自宅にお届けすることも可能です。お気軽にご相談ください。

MEMO

法律上、火葬は死後24時間経過後になります。

新型コロナウイルスでお亡くなりになった場合

もし、新型コロナが死亡原因の場合、納体袋にご遺体を収容・密閉し、棺へ納棺。そのまま火葬となります。

非常に心苦しいですが、お顔を見てはお別れはできません。また、収骨も火葬場職員が代行で行うとされています。

詳しくは、病院・自治体にご相談ください。

自治体からのガイドラインがない

自治体(当社がある大阪府堺市を含む)からの正式なガイドラインが4月時点で届いていません。

こちらから堺市に問い合わせても、「明確に決まっていない」との回答です。火葬場も対応も決まっていません。知人の市会議員さんに調べてもらいましたが、結果は「何も決まっていない」でした。

自治体・火葬場の対応が決定していないため、現時点で明確な情報をお伝えできません。

 

まとめ

「最新情報を伝えるメディアの役割、大切な人ときちんとお別れをしたい人の気持ち、感染拡大予防の重要性」書き進めながら色々と考えると着地点がわからなくなってしまいました。まとまりに欠ける内容になってしまいお恥ずかしい限りです。

感染の可能性について考えると、切りがありません。どこにいても、何をしても、感染の可能性は0ではありません。

ご家族、親族、私たち葬儀社スタッフの中にも感染者がいる可能性もあります。また、病院や介護施設、市役所職員にも可能性があります。若い人は自覚症状が出ない場合もあります。

「不要不急の外出を控える」のと同じ様にとは言えませんが、現状では故人様と関係の深い必要最小限の人数でお葬式を行うことをおすすめします。

最期のお別れの場に参加できないことは、とても悔いが残りますが、今は一人ひとりの安全と感染拡大予防への配慮が、1日も早い終息に向けて最も大切なことだと思います。

専門家からすれば様々な意見があると思いますが、乱筆乱文のほど何卒ご容赦ください。
私たちは、お葬式に関する情報収集や、ご依頼者様のご希望に対応できるように全力を尽くそうと思います。

 

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